プロショップ スクリーン&D2ジャパン Z34 フェアレディZ「460㎰超えのメカチューンは約8年間酷使もノントラブル」REVSPEED筑波スーパーバトル2022
2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
PROSHOP SCREEN & D2 JAPAN
Z34 FAIRLADY Z
プロショップ スクリーン&D2ジャパン
Z34 フェアレディZ
460㎰超えのメカチューンは
約8年間酷使もノントラブル
タイム 59.509
クラス オープン-FR
ドライバー 前嶋秀司
タイヤ POTENZA RE-12D (F&R 285/35R19)
■車両重量 1413kg ■最高出力 461㎰ ■最大トルク 52.2kg-m ■JUN 鍛造ピストン/I断面コンロッド /272度カム(EX) ■ポート研磨 ■燃焼室加工 ■HKS レーシングサクション ■フジツボ フロントパイプ/マフラー ■ECUTEK スクリーンセッティング ■サード 540ccインジェクター/燃料ポンプ ■DRL ラジエター ■ARC コアオイルクーラー ■OS技研 シーケンシャルFR7ドグミッション ■OS技研 ツインプレートクラッチ ■OS技研 スーパーロックL.S.D.(2way) ■トレース ダンパー(F 30kg/mm R 40kg/mm) ■ピロブッシュ ■D2ジャパン モノブロックキャリパー(F:6POT R:4POT) ■D2ジャパン ブレーキローター(F&R 356㎜) ■ENKEI RS05RR(19×11J 25)■レカロ RS-G ■クスコ 7点式ロールバー ■ings フルエアロ/GTウイング ■カーボンドア
排気量を3.9ℓ化したVQ 37メカチューンを搭載するスクリーンのZ34。スーパー耐久にも参戦経験のある前嶋秀司選手のプライベートカー。
注目すべきは、エンジンの耐久性。約8年サーキットで酷使し続けているのにまったく壊れないという。
大パワー、トルクを受けとめるトランスミッションは、OS技研のシーケンシャル7速。足まわりはトレースダンパーにD2キャリパーを組み合わせる。
外装はイングスのフルエアロやGTウイングをセットしたうえで、ドアをカーボン製に交換するなど軽量化にも取り組み、車重は約100kgダウン。バランスよくチューンが施される。
今回は自己ベストの59秒1には届かなかったものの、決してベストとはいえない条件下のなか59秒5を記録した。どんなコンディションでも好タイムを出せる、まさにサーキット仕様のお手本的な仕上がりといえるだろう。
高回転までキレイに吹け上がるVQ37改3.9ℓ仕様は、NAながら461㎰/52.2kg-mを発揮。制御はECUTEKで、セッティングを詰めることでスロットルレスポンスの向上を果たした
大パワーを活かし切るべくOS技研のシーケンシャル7速ドグトランスミッションも投入。クラッチはORCツインプレートで、デフにはOS技研のスーパーロックL.S.D.(2way)をセットする
ハードな仕様にも見えるが、実はエアコン付きの快速仕様。ただしRZ34をオーダー済みのため、今後はサーキットに特化した仕様にする構想も
RS05RRの19インチに、ポテンザRE-12Dの285/35R19を履く。足まわりはしなやかなと評判のトレースダンパーで、F 30kg/㎜、R 40kg/㎜のハイレートスプリングをセット
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
「仙台ハイランドや鈴鹿サーキットなど、全国のサーキットを走らせてきただけに車両の仕様は熟成してきています。今回はレブリミットを8000rpmから8200rpmに引き上げたほか、スロットルレスポンスの改善を図ってきました。タイヤはベストタイムが出たときと同じポテンザRE-12D TYPE Aを履いています。路面のコンディションがイマイチだったので、自己ベスト更新とはなりませんでしたが、0.4秒落ちなら十分な結果だと思います」(スクリーン 千葉弘 代表)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
「スクリーンの千葉代表が組み上げてくれた3.9ℓ仕様のエンジンは、とにかくパワフルだしまったく壊れません。タイムアタックのみならず、周回レースやタイヤテストで酷使していますが、約8年間ノントラブルです。色々とテストしながらマシンを熟成させてきた甲斐もあり、サーキットでは楽しくて速いクルマに仕上がっています。58秒台入りが目標ですが、今回の気温や路面コンディションではしょうがないですね」(前嶋秀司 選手)
■プロショップ スクリーン 宮城県富谷市成田9-1-17 TEL022-348-3761
■D2 JAPAN TEL022-779-6512 http://www.d2japan.com/