アウトバーン　BCNR33スカイラインGT-R「ターゲットはGT-R最速!実質シェイクダウンで総合2番手」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

Racing Factory AutoBahn
BCNR33
SKYLINE GT-R

 

 

レーシングファクトリー　アウトバーン
BCNR33
スカイラインGT-R

 

ターゲットはGT-R最速!
実質シェイクダウンで総合2番手

 

 

タイム　55.287
クラス　オープン-4WD
ドライバー　坂東邦彦
タイヤ　ADVAN A050 G/S （F&R 295/35R18）

 

■車両重量 1303kg ■最高出力 約900㎰ ■最大トルク 90kg-m ■ブースト 2kg/㎠ ■NITTO 鍛造ピストン／コンロッド／クランクシャフト ■ギャレット G40タービン ■ハイパーチューン ラジエーター ■2000ccインジェクター ■AREOMOTIVE 燃料ポンプ ■ハイパーチューン 大容量サージタンク ■ハイパーチューン エキマニ ■ワンオフ チタンマフラー ■モーテック M800 ■ホリンジャー 6速シーケンシャル ■OS技研 クラッチ ■スピリット 別タンク式車高調（F 26kg/㎜ R28kg/㎜) ■イケヤフォーミュラ 調整式アーム ■エンドレス モノブロックキャリパー（F:6POT R:4POT） ■Rdd ブレーキローター ■ワンオフ ドライカーボンエアロ／GTウイング

 

GT-R勢（4駆）の筑波最速を目指し、アウトバーンが製作したBCNR33タイムアタック仕様。この日が実質シェイクダウンということで、ブーストは控えめの1.5kg/㎠ながら、いきなり総合2番手となる55秒286をマーク。完成度の高い仕上がりを見せつけた。

 

心臓部に収まるのは2.8ℓ化されたRB26で、タービンはギャレットG40を組み合わせる。高負荷時も安定したオイル供給を行うべくドライサンプシステムも組み込まれた。

 

ハイパーチューンの大容量サージタンクやエキマニ、ボッシュの電子スロットルをはじめ高性能な海外パーツを採用しているのも見所だ。マネージメントはモーテックM800が担い、ミッションはホリンジャー6速シーケンシャルが備わる。

 

足まわりはスピリット2wayベースのオリジナルサスキット。徹底した軽量化が行われ、外装パーツはドライカーボンのワンオフ品が投入された。

 

オーストラリアのニットー製の鍛造ピストン、コンロッド、クランクを組み込み排気量を2.8ℓに拡大。タービンはギャレットG40。ブースト2kg/㎠時に約900㎰を発生

 

 

ロスパフォーマンスのドライサンプシステムを採用。2000ccの大容量インジェクターや高圧の燃料ポンプを導入し、エタノール燃料であるマルティーニE85を使用する

 

重量バランスを考慮し、ドライサンプ用オイルタンクや安全タンクなどはトランクに移設される。強力なダウンフォースに備え、GTウイングの台座も強硬なものが組み込まれる

 

 

ドライカーボン製のエアロパーツは、ドライバーでもある坂東さんが製作した。回頭性の向上を狙い、フロントのアンダーパネルはさらに大型化する予定だ

 

足まわりはスピリット2wayベースのオリジナルサスキット。

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「4駆仕様のGT-R最速を目指して製作しているカスタマーカーです。常陽不動産の荒井さんが所有するBCNR33をベースに、エンジン製作をアウトバーンが担当。ドライカーボンの外装パーツはドライバーでもある坂東さんが製作しました。ターゲットタイムは53秒台。ようやく形になったばかりなので課題はいろいろありますが、ブースト圧を高めればさらなるタイム短縮を狙得ると思います。ご期待ください」（アウトバーン 川井 昌則代表）

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

「シェイクダウンなのでブーストは控えめに設定。レブリミットは9000rpmなのですが、今回はエンジンを壊さないように8000〜8500rpmシフトで走りました。ファーストインプレッションの印象は、フロントの重さがあると感じますね。空力車両なのでやむをえない部分はありますが、クルマの挙動としてはアンダー／オーバーが大きい印象です。製作しているアンダーパネルを投入すれば、もう少し改善されるはずと期待しています」（坂東邦彦さん）

 

 

■レーシングファクトリー アウトバーン 茨城県石岡市柿岡1928 TEL0299-44-1667 https://www.rf-autobahn.jp/