レーシングドライバーのマイカーアタック「鎌田卓麻選手の愛車WRX S4はラリーで装着したタイヤでアタック」REVSPEED筑波スーパーバトル2022
2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
レーシングドライバーのマイカータイムアタック
鎌田卓麻選手のWRX S4は試作の足まわりとキャリパーを装着
ラリーで装着したタイヤでアタック
鎌田卓麻選手のマイカー VBH WRX S4
タイム 1’05.851
タイヤ DIREZZA 94R(F&R 255/40R18)
ノーマルのVABより速い印象!
「普段も実際に使っている車両なので、あくまでストリート仕様のチューニングの範疇となりますが、街乗りからサーキットまで、オールマイティに楽しめる仕様に仕上がっていると思います。サーキットアタックをするのは初めてなので、今回はタイヤホイールのみ、ラリーでも使用しているものに変更した程度ですが、車高調サスキットでローダウンしたことで重心の高さも解消されて、高いメカニカルグリップを活かすことができるセットになっていると思います。
新型S4はめちゃくちゃ速いワケじゃないけど、全体的なクルマの仕上がりとしてスポーティで、スポーツ走行も十分OKというのが率直な感想ですね。クルマの動きも安定しているし、CVTもパドルシフトで変速もスパっと決まるので十分楽しめます。ノーマルのVABよりは速い印象でしたし、“街乗りからサーキットまでマルチに楽しめる“というコンセプトどおりのクルマに仕上がったと思うので個人的には大満足です!」(鎌田卓麻さん)
■車両重量 1560kg ■最高出力 275ps ■最大トルク 38.2kg-m ■総排気量 2387㏄ ■プローバ スポーツエアフィルター ■シムス エアインダクションボックス/エキゾーストシステム(試作品) ■TEIN FLEX Z(試作品) ■Winmax 6ポッドキャリパー/ブレーキローター(試作品)/ブレーキパッド(アルマストリート AT1) ■WORK M.C.O RACING(18インチ) ■DUNLOP DIREZZA 94R(255/40-18) ■STI フロントリップ/サイドステップ ■BRIDE GIAS3
ラリードライバーとしての活躍する鎌田卓麻選手。プライベートの愛車として活躍しているのがVBH WRX S4だ。
2021年に登場した2代目WRXは先代のようにSTIやMTの設定がないため、スポーツ度が低くなってしまったと思われる節もある。しかし、鎌田選手いわく新型は欧州のスポーツセダンに引けを取らないポテンシャルを持っていると考えており、スバル車でモータースポーツに参戦している知見を活かしてそのよさを引き出すチューニングを施したのがこの愛車なのだ。
とはいえ普段乗りもこなす愛車であるため、ハードなチューニングはせず、街乗りからサーキット走行まで、1台でマルチに使える仕様というのがテーマとなっており、快適性を損なうことなく走行性能を向上させることに主眼が置かれている。そのため、我々にも参考になるチューニングが施されている。
フロントとサイドはSTIのエアロを装着するが、リアまわりはシンプルにしたかったということもあり、ウイング含め非装着。マフラーはシムスの試作品で出口は100Φの4本出し
試作品のテインのフレックスZを装着。フロントキャリパーはウインマックスの6POTで、ローターは純正ホイール対応サイズの試作品
普段はワークZR10 2Pの19インチに245サイズのダンロップSPスポーツマックスの組み合わせ。今回はタイムアタック仕様ということで、18インチのDIREZZA 94Rを装着した
エンジンルームにはこちらもシムスのエアインダクションボックスや、プローバのスポーツエアフィルターを装着しファインチューン