シムスレーシング　ZD8 BRZ 「新規開発のエアロを纏い、ボディダンパーを装着するストリート仕様 」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

SYMS Racing

ZD8 BRZ

 

 

シムスレーシング

ZD8 BRZ

 

 

新規開発のエアロを纏い

ボディダンパーを装着するストリート仕様

 

 

タイム　1’03.171

クラス　ストリート-レーシングラジアル-FR2

ドライバー　鎌田卓麻

タイヤ　DIREZZA 94R（F&R 245/40R18）

 

■車両重量 1254kg ■最高出力 235ps ■最大トルク 25.6kg-m ■SYMS エアクリーナー／マフラー／エキマニ（試作品） ■Moty’s エンジン&ギアオイル ■ECUTEK  ECU ■SYMS クラッチ／フライホイール ■ATS  L.S.D. （1.5way）■4.8ファイナルギア  ■テイン モノレーシング ■ウインマックス  ブレーキキャリパー（F ：6POT  R： 2POT） ■Winmax ブレーキパッド／ローター／ブレーキホース ■Seiken ブレーキフルード ■ENKEI NT03RR（18×9.5J 45） ■SYMS フロント／サイドエアロ ■STI リアウイング ■COX BODY DAMPER Setting by SYMS ■ICE FUSE／ICE SBF

 

 

 

古くからレーシングチームを結成し、モータースポーツの世界で躍動し続けるシムスレーシング。実践で得たノウハウを市販パーツにフィードバックし、本格派なアイテムを求めるカスタマーに高い評価を集めている。

 

そんなシムスレーシングが今回持ち込んだ新型BRZ。基本プラットフォームは先代型のキャリーオーバーではあるものの、排気量の拡大だけでなく、ボディ剛性も大きく向上したことで旧型で得たノウハウや考え方はいったんリセットしないといけないほどの進化を見せているとのこと。

 

今回の参加車両は新規で開発したフロントリップとサイド、そしてSTI製のウイングで空力性能を向上。そして、試作品のエキマニを含む吸排気系を中心に手を入れた、いわばストリート仕様を持ち込んでいる。

 

先代型でも好評だったボディダンパーも、待望のZD8に対応したものが完成し、高いボディ剛性を持つポテンシャルをさらに向上させてくれる点にも注目したい。

 

 

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

 

「今回はまずストリート仕様で何秒出るか？　をテーマに車両製作をしてきました。その中でもエキマニは効果が高いのでオススメしたいパーツですね。今回は試作品ですが、2023年の早い段階で市販化を予定しています。先代型では筑波で1分1秒台を出せたので、今回は1分2秒台が第一目標ですが、まだドライでしっかり走らせたことがないのが残念です。ボディ剛性がアップしたことと、太いタイヤもそのままでは履けないので、足のセットもかなり異なるんですよ」（シムス　遠山哲也さん）

 

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

 

「最初のアタックではタイヤを温めすぎてしまってグリップしなかったのが辛かったですね。アシのセットは決まっている印象でしたが、電子制御が介入しているのかアクセルを踏んでも進まない感覚があった。そのクセを見極めて走る必要がありました。パワーがある車種ではないので、いかにボトムスピードを上げるかが重要。そのためにはステアリングで曲げるのではなく、リアで旋回させるイメージで走らせるのがキモですね」（鎌田卓麻 選手）

 

 

 

純正のデザインを崩さず空力特性をアップさせることができるエアロパーツ。イエローの差し色は塗り分けで実現しているが、購入した際はぜひ採り入れたいアイディアだ

 

 

純正でも高い完成度を誇るBRZの吸排気系だが、エキマニの交換は効果が高いチューニングのひとつ。今回は試作品を装着。ラムエアタイプのエアクリーナーとの相性も良好だ

 

 

サスキットはテインのモノレーシング、ブレーキはウインマックスのシステムを装着。新型となって足まわりのセッティングの方向性はかなり変わったとのこと

 

 

 

 

今回はストリート仕様ということで、ワイド化は狙っていない。タイヤはディレッツァ94R（245/40R18）の4本通し。ホイールはエンケイ NT03RR（18×9J 45）

 

 

 

 

 

■シムス  群馬県太田市本町43-15  TEL0276-25-1055  https://syms.jp/