クルーズ ゴルフR「ライトチューニングのサーキット仕様　現状でのポテンシャルをチェック」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

CRUISE

GOLF R

 

 

クルーズ

ゴルフR

 

ライトチューニングのサーキット仕様

現状でのポテンシャルをチェック

 

 

タイム　1’06.767

クラス　ストリート-セミスリック-4WD

ドライバー　菱谷拓哉

タイヤ　ADVAN  A050 G/S（F&R      245/40R18）

 

■車両重量 1422㎏ ■最高出力 380ps ■イヴェンチュリ エアクリーナー ■ 社外品ダウンパイプ／■マフラー ■オリジナルデータECU ■アラゴスタ タイプS特注 (F 18㎏/㎜ R 16㎏/㎜） ■強化スタビライザー（F＆R） ■ブレンボ 6POTキャリパー ■PFC サーキット用ブレーキパッド ■カーボンボンネット／リアゲート

 

 

 

クルーズからエントリーのゴルフRはカスタマーカー。本格的なサーキット仕様として製作を始めたものだ。

 

現時点は手始めの段階で、変更点はECU、足まわり、ブレーキをはじめ、内装類などの取り外しや、外装パーツの交換などによる軽量化など。まだライトチューンの範疇だ。現状のポテンシャルチェックも兼ねた参戦で、タイムアタックは筑波を初めて走るというカスタマー自身によって行われた。

 

アラゴスタ車高調サスキットは、特注品を奢る。S（セミスリック）タイヤなどハイグリップタイヤに見合った減衰力を持ち、キャンバー調整に対応したピロアッパーが備わるなどの条件で選んだ結果、特注品になった。

 

ブレーキキャリパーはノーマルが片押し式でサーキットでは速さに対して容量不足なため、ブレンボに変更されている。

 

筑波アタック対策としてニュータイヤ（A050 G/S）が用意されたが、カスタマーは筑波もこのタイヤも初めてだったが、今後につながる第一歩と言えそうだ。

 

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

 

「サーキット仕様といっていますが、ECUと車高調くらいでまだライトチューンです。ブレーキなどもサーキットを走るための必要最低限といったところ。車高調も求める条件を満たすものがなかったため、結果的にオーダー品になってしまいました。普段はフージャーDOTラジアルで十勝を走らせていますが、タイヤウォーマーがなく、発熱の面から美味しいところを使えないと判断し、A050のG/Sでアタックすることとしました」（クルーズ　吉川 大志郎マネージャー）

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

「普段は十勝スピードウェイを走らせていますが、筑波は初めてです。慣れないこともあり攻略は難しいですが、楽しいコースでした。このゴルフRはこの先、サーキット仕様にしていく予定で、タービン交換も計画しています。現状は車高調とキャンバーを目いっぱいつけている程度ですが、車両重量が結構あるので、できるだけ軽くするためにカーボンの外装パーツにしてきました。今回は目標タイムに届かなかったので、再チャレンジしたいですね」（菱谷拓哉さん）

 

 

エンジンは現状、吸排気+ECUのみのチューニング。「劇的な出力アップはしていないだろう」とのこと。この先、タービン交換を予定しているとのことで、さらなるタイム短縮が予想される

 

 

 

サーキット走行に対応したゴルフⅦ R用の車高調がなかったため、結果的にオーダーすることになったというアラゴスタ車高調。スプリングなどはひとまず暫定仕様だそうだ

 

 

ノーマルは片押し式でサーキットでは容量不足のため、フロントのブレーキをブレンボのキットに変更。パッドはPFCの特注品で、ハイグリップタイヤの特性に合わせたものだ

ゴルフRは車両重量がかさむ車種。そのため、ボンネットやリアハッチをカーボン製に変更。参戦クラスの関係でリアシートは装着していたが、普段のサーキット走行では内装もほぼすべて取り去っている

 

 

 

 

■クルーズ　北海道札幌市西区発寒10条2-8-10 　TEL011-662-7219  http://www.cruise-power.co.jp/