夢工房 NA8C ロードスター「エンジンO/Hオススメメニューでどこまでいけるか?」REVSPEED筑波スーパーバトル2022
2023/01/16 09:00
- CATEGORY : 筑波スーパーバトル
- TAG : ロードスター 筑波スーパーバトル2022 夢工房 M21028
2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
Dream Works
NA8C ROADSTER
夢工房
NA8C ロードスター
エンジンOHオススメメニューでどこまでいけるか
タイム 1’ 03.754
クラス ストリート+ レーシングラジアル-FR2
ドライバー 伊藤智也
タイヤ ADVAN A052(F&R 225/50R15)
■車両重量 916kg ■NB後期型BP-VE換装 ■最高出力 145.5ps/6684rpm ■最大トルク 17.76kg-m/3233rpm ■TODA ハイコンプ鍛造85Φピストン(1928㏄化)■ノーマル重量合わせコンロッド ■ノーマルバランス合わせクランク■燃焼室容積合わせ ■カムシャフト(IN 東名 252 EX TODA 264)■ 0.8mmヘッドガスケット ■HKS パワーフロー150 ■インテグラル神戸 エキマニ ■コーンズ マフラー■サード キャタライザー ■HKS F-CON V Pro ■TODA クラッチ ■TODA フライホイール ■マツダスピード L.S.D.(2way)■ 4.77ファイナル ■オーリンズ サスキット■クラフト スプリング(F 20kg/mm R16kg/mm) ■プロジェクト・ミュー ブレーキパッド(F:HC+ R:PS)■S2レーシング フロントバンパー ■ジェットストリーム ヘッドライト ■トヨシマクラフト サイドステップ ■ボルテックス リアウイング ■VOLK RACING TE37(F&R 16×8J 24)
夢工房が持ち込んだNA8ロードスターのエンジンは「オーバーホールするならオススメの仕様」となっている。コスト面にもこだわり、あえてシングルスロットルで挑んでいるのも特徴的。この車両はデモカーではなくカスタマーカーで、当日もオーナーである伊藤智也さん自身がアタッカーを務めた。
NB後期型に搭載された1.8LエンジンをベースにTODAのピストンを入れ2.0L化し、F-CON V Proで制御する。ここまでの仕様で150万円ほど掛かるとのこと。そう聞くとハードなチューニングエンジンに思えてしまうが、どうせオーバーホールでエンジンを開けるならば、ここまでやってしまうのがコストパフォーマンス的に最も優れているそうだ。
オーナーでもDIYで作業を実施。足まわりは走り込んで自身でセッティングを出しているそうだ。空力パーツを装着し、ダウンフォースを高めているが、どれも車検対応の範囲内。スーパーバトル当日は夢工房のフォローこそあったものの、自身で自走にて移動し、帰りも多くの荷物を載せて帰路についた。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
「このクルマはあくまでもオーナーカーですので、今回のスーパーバトルに向けて特別に新たに加えてきた作業はあまりありません。オーナーさんは袖ヶ浦がホームコース。筑波とコース特性が似ていることから、袖ヶ浦を走り込んで練習とセッティングを繰り返してきました。今回は我々もサポートはしていますが、一般カスタマーがサーキット走行を楽しむスタイルに極めて近い参加形態です。車両的にも参考になる部分が多いと思います」(夢工房 中澤 樹さん)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
「筑波スーパーバトルでの走行が初めてだったので、緊張してしまいましたね。最初はミスしてしまった部分もありました。タイヤのピークを考えると3周目までにタイムを出さなければいけなかったので、2回目のアタックでは目標段階までにまとめきる周をつくることができてよかったです。ドライビングとしてはコーナリングを綺麗にまとめて、旋回速度は速く、そして車速はロガーで見たらV字グラフになるように意識しました」(伊藤智也 選手)
NB後期型に搭載されたBP-VEエンジンをベースにTODAの85φピストンを組み込み、1928㏄となったエンジン。ビッグスロットルをはじめ各種チューニングを施し実測145.5psを発生
ハイマウントのリアウイングやデュフューザー、カナードなどの空力パーツが装着されているが、すべて車検対応の範囲内である。ウイングはボルテックスで幅は1300mm。車両は希少なM2 1028ベースなのも注目だ
■夢工房 埼玉県八潮市木曽根655-1 TEL048-994-2225 https://www.dreamworks-racing.jp/