レッグモータースポーツ ND5RC「2リットルエンジンに換装し50psアップを果たす」REVSPEED筑波スーパーバトル2022
2023/01/16 09:00
- CATEGORY : 筑波スーパーバトル
- TAG : ロードスター レッグモータースポーツ 筑波スーパーバトル2022 ND
2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
LEG MOTOR SPORT
ND5RC ROADSTER
レッグモータースポーツ
ND5RC ロードスター
2リットルエンジンに換装し50psアップ
S2000や86を追い掛け回せる速さに
タイム 1’ 03.597
クラス ストリートEVO-レーシングラジアル-FR
ドライバー 大井貴之
タイヤ A052 (F&R 205/40R17)
■車両重量 994kg ■RF用2Lエンジン換装■最高出力 184ps/7000rpm ■最大トルク 20.9kg-m/4000rpm ■K&Nエアクリーナー ■LEG MOTOR SPORT ハイパーヘッダー/キャタライザー ■LEG MOTOR SPORT チタンマフラーType GLOBAL GT-4 ■10段ラジエーター ■オイルクーラー ■LEG MOTOR SPORT トラクションL.S.D.(1way) ■ORC 250Lightクラッチ ■LEG MOTOR SPORT ZEALベースオリジナル ■サスペンションプラス(F 12kg/mm R 8kg/mm)■制動屋RM551+ブレーキパッド ■WedsSport TC105X(F&R 17×7.5J 30) ■Challenge 4点式ロールバー ■CS フロントリップスポイラー/サイドステップデュフューザー/リアアンダーディフューザー ■GT-WING SN
マツダ車のチューニングを得意とするレッグモータースポーツ。今回持ち込んだND5RCにはRFに搭載されている2.0Lエンジンが搭載され、約50PSのパワーアップを実現。コンセプトはNDロードスターで86やS2000といった2.0L FRスポーツを追い掛け回すことだ。
ベース車両は2019年式の競技向けグレードのNR-A。SやSスペシャルの通常グレードに比べて駆動系のキャパシティが大きい。エンジン換装についは「ほぼポン載せ」というほどでハードルは高くなかったそう。バランスや運動性が気になる声もあるかもしれないが、エンジン単体では3kgほどの重量増にとどまっている。
苦労したのは公認取得とECU。2.0LエンジンのECUデータ移植でエンジン始動は問題なかったが、不要なデータを取り除く必要があり、当初はチェックランプの対策に手を焼いた。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
「スーパーバトルに向けてという面で新たに取り組んだ部分はありませんが、エンジン以外の変更点としてはサスペンションとリアウイング程度です。リアウイングは以前はレースカーと同じものでしたが、いま開発中のストリートも意識した形状のタイプになっています。2L化に関しては今後はコンプリートでの販売も検討中です。公認を含めると120万円程度になると思いますが、1.5Lでオーバーホールなどを考えているカスタマーにはオススメな選択になるはずです」(レッグモータースポーツ 倉迫幸生代表)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
「乗りやすく、ベースの素性もよいため特別ドライビングで意識したポイントはありません。強いていえば2L化でパワーアップしているため、1.5Lと同じようなラフな操作は出来ないと心掛けたくらい。エンジンを換装したことによるネガな部分はまったくなく、軽快感や回転フィールの気持ちよさもそのままに、パワーが向上している感じですね。ベストタイムが1分3秒9でしたが、ロードスターらしく熱ダレや温度関係を気にすることなく4秒フラット付近で周回することができました」(大井貴之 選手)
RFの2Lエンジンスワップは、スペースやレイアウトはもちろん重量バランスの面でもネガティブな要素は少なく、パワーアップのメリットのほうが大きい
レッグのオリジナルのエキマニ、キャタライザーを装着
以前はレースカーと同じ仕様のウイングを装着していたが、今回は開発中のウイングを装着。ローパワー車を中心に流行している翼端板がない形状となっている
ジール製をベースにしたオリジナルサスキット。リアのデフューザーはバンパー付近だけでなく、アーム付近まで伸びていることがわかる
■レッグモータースポーツ 広島市安芸区船越南3-18-13 TEL082-823-5888 http://www.leg-sport.com/