カープロデュースアルテックス　ZD8 BRZ 「街乗りの快適性を損なわずサーキットを満喫できる仕様に」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2023/01/16 09:00

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

car produce ALTEX

ZD8 BRZ

カープロデュースアルテックス

ZD8 BRZ

街乗りの快適性を損なわず

サーキットを満喫できる仕様に

タイム　1’04.342

クラス　ストリート-レーシングラジアル-FR2

ドライバー　牧田祐輔

タイヤ　POTENZA RE-12D　TYPE A（F&R 265/35R18）

■車両重量 1270kg ■最高出力 230ps ■最大トルク 23.0kg-m ■HKS エアクリーナー／フロントパイプ／エキマニ ■モティーズエンジンオイル ■ECUTEK ECU ■エクセディフライホイール ■クスコ RS L.S.D.（2way） ■クスコデフオイル ■4.5ファイナルギア4.6 ■スウィフトスプリング（F 8kg/mm R 10kg/mm） ■スピリットアルテックス仕様サスキット ■ブレンボ ALTEX仕様ブレーキキャリパー ■VOLK RACING CE28SL ALTEX仕様 FACE4（18×10J 44）■ボルテックスリアウイング ■アルテックスカーボンフロントアンダースポイラー／デフマウント連結プレート／4点式シートベルト取り付けブラケット／フルピロボール

岡山国際サーキットを主戦場に、実走行で培ったノウハウをカスタマーカーにフィードバックしているカープロデュースアルテックス。今回持ち込んだBRZはデモカー兼、松野卓也代表のマイカーでもある。そのため、サーキットアタックだけではなく、普段の街乗りもこの車両でこなしており、まさに“街乗りからサーキットまで”を地で行くBRZとなっているのだ。

そのため、足まわりもガチガチのタイムアタック仕様ではなく、しなやかに動くセッティングとしている。自社のノウハウを詰め込んだ独自仕様のスピリット製のダンパーにスウィフトのバネという組み合わせで、レートもフロント8kg、リア10kgと軟らかめ。

タイムを狙うのであれば、リアのメンバーやデフの余計な動きは抑えたいところだが、リジットとしてしまうと快適性が大きく損なわれてしまう。そこで、硬め過ぎないデフマウント連結プレートを開発して装着するなど、街乗りにも悪影響の出ないチューニングでまとめている。

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「このBRZは普段乗りにも使っているもの。タイヤを街乗り用に換える以外はまったくこのままの仕様で乗っています。ディーラー入庫OKの完全合法仕様ですが、他の本気車両にどこまで近づけるのかが楽しみですね。さすがに夏は水温が厳しいのでECUを触ってファンの設定温度やレブ、リミッターは変更していますが、MAXパワーはECUチューンだけでは大きく変わりませんでした。かなり純正のデキがよさそうです」（カープロデュースアルテックス松野卓也代表）

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

「普段は岡山国際サーキットを走らせるのがメインということで、筑波用のセッティングを探りたかったのですが、前日の練習走行がウエットだったのがつらいところでした。岡山国際仕様だと1コーナーでオーバー気味だったので、トーをゼロにしてキャンバーを3.5度にするなど、できるだけのことはしたのですが、目標の3秒台には一歩届かず……。ただバランスはよいしコーナリングも気持ちよい車両に仕上がってきているので、確実に進化していると思います」（牧田祐輔さん）