アールズ ZC33Sスイフトスポーツ「新車登場から5年超 原点回帰のライトチューン」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

R’s

ZC33S SWIFT Sport

アールズ

ZC33S スイフトスポーツ

 

新車登場から5年超

原点回帰のライトチューン

 

 

タイム 1’05.778

クラス ストリートLIGHT-ストリートラジアル-FF3

ドライバー 井口卓人

タイヤ POTENZA RE-71RS(F&R 215/45R17)

 

■車両重量 982㎏ ■最高出力170ps/5600rpm ■最大トルク30㎏-m/3500rpm ■ブースト1.3㎏/㎠ ■純正タービン ■RRP スーパーロムECU ■RRP インタークーラー ■RRP 純正交換エアクリーナー ■RRP ハイパフォーマンスキャタライザー ■RRP ハイパフォーマンスマフラーⅡ  ■RRP ヘリカルL.S.D.  ■RRP ハイパフォーマンスダンパー(F&R 10㎏/㎜ ) ■RRP リアスタビ ■RRP 4POTキャリパー取り付けキット(φ300ローター) ■アクレ ブレーキパッド ■ENKEI PF09(17×7.5J 45) ■RRP ハイパフォーマンスエアロシステム フロントバンパー/リアバンパー/ウイング/スーパークールエアロボンネット

 

 

アールズのベース車両は、ZC33S-2型のセーフティパッケージ装着車だ。

 

ZC33S発売時は、非装着車が標準グレードだった。デモカーのベースに多く用いられ、前回まで同社が走らせていたのも非装着車だ。新車登場から5年以上が経ち、すでに「装着車」が標準グレードになっており、アールズによるとカスタマーカーのかなりの割合いを占める。「装着車」で走りを楽しむお手本のためにも原点回帰し、ZC33Sチューンのファーストステップを持ち込んだ。

 

使用パーツはアールズ製がメインで、エンジンはブーストアップである。注目点は新データのECUとL.S.D.。ECUはトルクの出方が穏やかで、高回転まで加速が伸びる。加速開始でタイヤの空転が抑えられ、5500rpm以上の回転域でのシフトアップもできるという。そして、純正デフの不足を補うのがヘリカル式L.S.D.。実測車重は975㎏、タイヤも前後同サイズのRE-71RS。コスト的にも身近感があり、参考になる仕上がりだ。

 

 

タービン交換でタイヤにRE-12Dを履いた前回までと、足まわりの基本チョイスは同じアールズの市販品。アシを動かしてタイヤを喰わせ、ZC33Sの高トルクを路面に伝える

 

 

バンパー開口部の右側にセンサーが付くとおり、デモカーはセーフティパッケージ装着車。純正形状の容量アップインタークーラーはアールズ製で装着車、非装着ともに対応する

 

 

ブーストアップのエンジン。K14Cは低速トルクがあふれるが、ECUは下でブーストを急に早く立ち上げず、その代わり上まで1.2㎏/㎠前後を掛け続け、高回転までの伸びを追求

 

サーキット走行での弱点とされるフロントブレーキ。GRヤリス純正の4POTを流用し、強化ができる取り付けブラケットを用意。パッド、ローターのライフアップも見込める

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「エンジンはブーストアップ。L.S.D.がヘリカル式。タイヤが前後同サイズのRE-71RS。カスタマーの愛車事情を汲み、原点に返り、毎日乗っているセーフティパッケージ装着車をベースにしました。ECUはテスト中の仕様で、トルクの立ち上がりを緩やかにして、高回転までの伸び方を詰めました。6000rpm付近まで1.2㎏/㎠前後のブーストが掛かり、イメージでいうと上まで一定のトルクが出続けてタレない。走りやすくしています」(アールズ  松野賢策代表)

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

 

「アールズのデモカーで、ブーストアップ仕様に乗るのは久しぶりです。やはりサスの動きがよくて、ストリートまで考えたセッティングだから加速も減速も旋回も、前後の姿勢のバランスが凄くとれていました。ヘリカル式L.S.D.はサーキットにはどうなんだろうと思いましたが、雨の中でも効きは十分過ぎるほどでした。当然、ドライでもしっかりトラクションが掛かり、合っていた。エンジンは下から使いやすいセッティングでした」(井口卓人 選手)

 

 

 

■アールズ 静岡県浜松市東区貴平町505-1  TEL053-431-6303 https://www.rsrs.jp/

 

 

 

 

 






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