クルマドーカスタムファクトリー ZC6 BRZ「ターボ化されたストリートスタイルの最終形態」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

KURUMADOH CUSTOM FACTORY

ZC6 BRZ

クルマドーカスタムファクトリー

ZC6 BRZ

 

 

ターボ化されたストリートスタイルの最終形態

 

 

タイム 1’01.262

クラス ストリート-ストリートラジアル-FR1

ドライバー 柴田優作

タイヤ POTENZA RE-71RS(F&R 265/35R18)

 

 

■車両重量 1312kg ■最高出力 328.36ps ■最大トルク37.76kg-m ■トラスト T518Z ■トラスト 強化アクチュエーター ■トラスト オイルクーラー サーキットスペック13段 ■トラスト ラジエーターTWR2層 ■トラスト インタークーラー2層 ■サード フューエルポンプ ■HKS エアクリーナー ■トラスト エキマニ&マフラー ■サード キャタライザー ■ECUTEC  ■トラスト プロフェック ■OS技研 クラッチ HTR ■OS技研 スーパーロックL.S.D.(1.5ay) ■4.3ファイナル ■トラスト パフォーマンスダンパー ■オリジナル スプリング(F 10kg/mm R 12kg/mm) ■クスコ スタビライザー ■D2 ブレーキキット(F 8POT R 4POT)■VOLK RACING TE37 SAGA(18×9.5J 42) ■トラスト エアロパーツ ■オリジナルアンダースポイラー ■クスコ 補強パーツ

 

クルマドーはすでにGR86もデモカーに導入済みだが、まだ発展途上。そこで「一般カスタマーが同様の仕様にできる限界」と山田公輝さんが評する 実績あるBRZのターボ仕様を今回も持ち込んできた。

 

ZN6/ZC6でパワーに不満がある場合、軽量化するかパワーアップするかが対処法になるが、前者は快適性が損なわれる可能性が高い(エアコンレスなど)。普段使いをすることを考え、クルマドーが選んだのはターボ化によるパワーアップだ。

 

しかし、NA車両をターボ化するのは、やるべきことが増えることを意味する。リアのトラクション確保がその筆頭で、足まわりの総合的チューンが必須となる。265/35R18のタイヤ、車高、サスストロークなどを計算して導き出したサスキットで対応した。

 

ストリートスタイルの最終形態ともいえるクルマドーのBRZ。じつはベース車は走行距離12万kmの個体。それでいてこの好タイムだ。クルマドーのBRZは多くのチューニング好きに夢を与えてくれる。

 

パワーが課題に挙がることが多い86/BRZだが、クルマドーはターボ化により解消。トラストのT518Zを軸に、冷却系もトラスト製品で強化し、最終的なマネージメントはECUTEKで詰めている

 

 

トラスト製車高調をベースに、オリジナル仕様のスプリングでセッティング。リアダンパーの取り付け穴をひと工夫することで、レバー比を変えている。足をスムーズに動かすべく、フルピロ化も行っている

 

 

車高調は、トラストのパフォーマンスダンパーをベースにバネレートを独自仕様でセッティング。さらに減衰力コントローラーを独自に追加した。これによりサーキットの現場での準備もスムーズになった

 

 

フルバケではなくリクライニングシートを使う点も、カスタマーカーを意識した結果。エアコンもそのままで軽量化はなし。そのうえ12万kmの過走行! それでも、この日も1分1秒台を計時

 

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「GR86を導入したこともあり、新型のいいところを取り入れたりしています。ダンパーの取り付け位置を微妙に変えて、レバー比を調整したのはその代表ですね。エンジンの出力特性も変えました。立ち上がり重視で、菅生ではタイムを1秒縮めましたよ。いま、このクルマはストリートスタイルの最終形で、サーキットの現場でやるのは空気圧の調整くらい。減衰力調整は車内からできますし、イージーです。おそらく、普通のカスタマーが真似できるのは、ここが限界じゃないかな」(クルマドーカスタムファクトリー 山田公輝 代表)

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

「前回乗った時、過給器があるぶん、フロントが重い感覚があった。でも山田さんと相談してテストを重ねた結果、それがほぼ解消されてとても走りやすくなった。出力特性が変わったからか、パワーも上がっている感じがする。でも基本部分は変わっていない。チューニングの部分が煮詰められているんですね。ウオーマーで温めた新品タイヤでのアタックだったら、もっと驚くようなタイムが出ていたんじゃないかな。まあ、サーキットを走るなら、シートはフルバケのほうがよいけど(笑)」(柴田優作 選手)

 

 

 

■クルマドーカスタムファクトリー 岩手県奥州市水沢区佐倉河字前田13

TEL 0197-25-7895

https://www.kurumadoh-custom.com/

 

 

 

 






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