モーターフィールドアバルト595 「セミスリックタイヤ投入でアシのセッティングを大幅変更」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2023/01/16 09:00

AUTHOR : REV SPEED
CATEGORY : 筑波スーパーバトル
TAG : ABARTH595　筑波スーパーバトル2022　アバルト　モーターフィールド　 595

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

MOTOR FIELD

ABARTH 595 MTA

モーターフィールド

アバルト 595 MTA

セミスリックタイヤ投入で

アシのセッティングを大幅変更

タイム　1’06.183

クラス　ストリート-セミスリック-FF3

ドライバー　蘇武喜和

タイヤ　 ADVAN A050 G/S（F 225/45Ｒ16 R 195/55Ｒ15)

■車重1066㎏ ■最高出力240ps/5800rpm ■最大トルク35kg-m/3800rpm ■TD04Lタービン ■ブースト1.5㎏/㎠ ■380ccインジェクター ■BMC OTAエアクリーナー ■FORGE フロントマウントキットインタークーラー ■TMC motorsport フロントパイプ ■Marelli マフラー（サイレンサー追加） ■200celメタルキャタライザー　■FORGE オイルクーラーキット ■DIGITALSPEED stage3 ECU ■HKS EVC-S ■DTM AUTORANS TCUトランスミッションチューニング　■クワイフヘリカルL.S.D. ■HYR Motorfield spec ダンパー ■サスペンションプラス(F 16㎏/㎜）/KYB（R 20㎏/㎜） ■エンドレス MX72plusブレーキパッド ■ブレンボ 2ピースローター ■VOLK RACING TE37 SONIC SL（F 16×8.0J 34 R 15×7.0J 34） ■PCD変換スペーサー10㎜　■アセットコルサ純正ウイング

これまでラジアルタイヤ（RE-12D）でタイムアタックを行っていたモーターフィールドのアバルトだが、今回はSタイヤ（セミスリックタイヤ／セミレーシングタイヤの通称）を投入。さらにタイヤウォーマーも用意し、タイム短縮を狙う。

タイヤグリップが高まるのに合わせて、足まわりのセッティングも大幅に見直され、スプリングレートをアップ。ダンパーもハイレートに合わせた仕様に変更した。文字にするとこれだけだが、この仕様になるまで何種類ものスプリングを試した結果、現状のレートになった。

また、グリップの強化でボディの緩さも気になるようになったため、ボルトオンの補強パーツを装着したほか、フロントのロアアームも軽く、強度の高いものに変更。これまで以上に“サーキット寄り”な仕様となっており、昨年のタイムを更新するに至っている。

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「今回からSタイヤを使うことにしたので、足まわりは大きく変わりました。リアは最終的に20㎏/㎜になりましたが、何種類ものスプリングを試して、レートが足りないと、交換を繰り返した結果です。セッティングも前日まであれこれ調整をして、何とかまとまりました。足まわりは大きく変わりましたし、数字上はかなりハードな足なように感じますが、イメージほどは乗り心地も悪くなっておらず、このまま街乗りも可能です」（モーターフィールド梅村満浩さん）

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

「パワーがあって、バックストレートは今回乗ったアバルト3台の中でいちばん速いくらいだった。足まわりは20㎏/㎜のバネレートが入っているとは思えないほど凄く軟らかく感じるが、レスポンスはよくてダンロップからS字はとても走りやすい。街乗りにもよいと思う。ただ、コーナーでは掻いてしまう。タイヤのグリップが上がっている分、片側がよりめくれやすいような感じになっている。効きが強くないヘリカルL.S.D.で美味しいところを見つけていきたい」（蘇武喜和選手）