ダックトレーディング アバルト500 「クセのない乗りやすさを速さに結びつけた」REVSPEED筑波スーパーバトル2022

2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

 

ductrading

ABARTH 500

 

ダックトレーディング

アバルト500

 

クセのない乗りやすさを速さに結びつけた

 

 

タイム 1.05.653

クラス ストリート-レーシングラジアル-FF3

ドライバー 蘇武喜和

タイヤ ADVAN  A052(F:225/45R16 R:195/50R16)

 

■車重1027㎏ ■最高出力200ps ■IHIハイフロータービン ■ブースト1.6㎏/㎠  ■AIRTEC インタークーラー ■BMC  OTAエアクリーナー ■AIRTEC インタークーラー ■プアマンズパーツストア フロントパイプ ■ラガツォン マフラー ■メタルキャタライザー  ■PPS  ECU ■レッドポイント フライホイール ■ハロック L.S.D.(1way) ■ductrading ダンパー ■HALスプリング(F:12㎏/㎜R:7㎏/㎜) ■ブレンボ  4POTキャリパー ■ディクセル  タイプZブレーキパッド ■EBC ブレーキローター ■ランチア純正ホイール(F&R  16×7.5J 38)■アバルト リップスポイラー

 

前回、ベストタイム更新に成功したダックトレーディングのアバルト500。今回も基本的な仕様はそのままで、セッティングを見直すことでさらなるタイム短縮を狙う。変更内容は大きく3つ。ボンネット交換を中心とした放熱性の向上と軽量化、L.S.D.セッティングの変更、リアスプリングの変更だ。

 

リアスプリングはレートこそ以前と同じだが、オリジナル車高調に合わせてワンオフ製作した樽型不等長スプリングで、乗り心地を確保しつつ車高を下げられるようにしたもの。

 

前回、効き過ぎていたたL.S.D.は、より曲がりやすくするための仕様に。カム角を55°から35°へと変更し、フィーリングを向上させている。全体的に前回よりもクセのない乗りやすいクルマへと仕上げられた。

 

アタックドライバーの蘇武喜和選手の印象もよかったようで、ベストも更新している。

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

「基本的なセッティングは昨年の仕様と大きく変わっていません。ただ、前回までのリアスプリングは車高が落とせなかったので、スプリングを新たにつくったのと、蘇武選手からの指摘があったのでL.S.D.のカム角を変えて、曲がりやすくなるようセッティングを変えました。ブレーキもノーズダイブが強く起こるスリットローターをやめたりなど、全体的に乗りやすくなっています。街乗りとのバランスのよい仕上がりになっていると思います」(ダックトレーディング 高林亜生さん)

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

「クルマが軽くコーナーが速い。これまでの仕様はL.S.D.の効きが強すぎて走行ラインの自由度がなく、ラインが限られるような感じだった。しかし、今回はそれがなくグリップのよいところを探しながら走れるような、ラインの自由度が高まった。リアのスプリングもよく伸びるものになったので、ABSが介入しづらくなったこともよかった点。全体的にクセが減ったような印象で、よりカスタマー目線なクルマになっていると思う」(蘇武喜和 選手)

 

ボンネットはFRP製のものに変更され、3㎏ほどの軽量化を実現しているほか、後端左右にアウトレットが開けられており、エンジンルーム内に熱がこもらないようにされている

 

バンパーは開口部を広げているが、エンブレムの後ろ側も新たに開口。デザインを大きく変えることなく外気を取り込めるよう加工されている

 

ブレーキローターはそれまでのスリット入りのものからプレーンタイプへ変更。スリット入りは噛み込みが強く、ノーズダイブが大きくなることから変更されたものだ

 

車高が下げられず、無理に下げると極端に乗り心地が悪化してしまったというスプリングをオリジナル車高調に合わせてワンオフ製作。今後はこのスプリングが標準になる予定

 

 

 

 

 

 

■ダックトレーディング 栃木県宇都宮市下川俣町451-3 TEL028-664-2363 http://ductrading.sakura.ne.jp/

 

 

 

 






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