AGオーディナリー F56 MINI JCW「小変更を積み重ねてポテンシャルを底上げ」REVSPEED筑波スーパーバトル
2022年12月7日『34th REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
AG Ordinary
F56 MINI JCW
AGオーディナリー
F56 MINI JCW
小変更を積み重ねてポテンシャルを底上げ
タイム 1’03.042
クラス ストリート-レーシングラジアル-FF1
ドライバー 古川 慶太
タイヤ ADVAN A08B(F: 225/45R17 R:215/45R17)
■車重 1193㎏ ■最高出力300ps/4500rpm ■最大トルク43.5kg-m/1500~4500rpm ■ブースト1.5㎏/㎠ ■ワグナー コンペティションインタークーラー ■EVENTURI エアクリーナー ■AGOメタルキャタライザー ■クイックシルバー マフラー ■デジタルスピードECU ■アルグス L.S.D. (1way) ■ORC クラッチ ■オーリンズ 車高調サスキット ■AGO スプリング(F 16㎏/㎜ R14㎏/㎜) ■AGO IDIオリジナルブレーキパッド(F)■エンドレス ブレーキパッド(R) ■ENKEI PF09(F 17×8.0J 25)■VOLK RACING ZE40(R 17×7.5J 40)
前回から F56にベース車両を変更し、さらなる進化が期待される2回目のチャレンジ。仕様は大きく変わっていないものの、以前の R56で効果があった空力パーツの装着、ロールケージの一部削除による軽量化を施している。
さらに、スタビライザーとのバランスを考えスプリングレートの若干(2㎏/㎜)の引き下げ、ブレーキパッドなど細かな変更を積み上げ、車両全体のレベルを引き上げてきた。
ユーズドタイヤを使ったテストでは感触もよく、昨年のタイムよりも1秒は詰められるだろうと予測された。
しかし、本番直前、新品タイヤを投入した最終チェックでタイヤのグリップが増したことで、ロック状態と判断されたのかブレーキ制御が介入。新品タイヤでのフルブレーキングができない状態となってしまったため、慌てて昨年のパッドに戻すことに。
制動力が不足気味で思い切り行けないという中でも、昨年のタイムをわずかに更新。制御介入の問題さえ出ていなければ、目標の2秒台も出ていたはずだ。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
「時間が取れなかったこともあるんですが、クルマの仕様は昨年と大きくは変わっていません。前のクルマで効果があることは分かっていた空力パーツの装着と、ロールケージの部分削除などで10㎏軽量化しています。足まわりもバネレートを落としたり、アライメントとか細かく変わってはいます。ブレーキ制御の介入が出たり出なかったりするので、その対策が間に合いませんでした。それが解決できれば1秒は詰められるはずです」(AGオーディナリー 柴崎淳二さん)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
「時間が取れなかったこともあるんですが、クルマの仕様は昨年と大きくは変わっていません。前のクルマで効果があることは分かっていた空力パーツの装着と、ロールケージの部分削除などで10㎏軽量化しています。足まわりもバネレートを落としたり、アライメントとか細かく変わってはいます。ブレーキ制御の介入が出たり出なかったりするので、その対策が間に合いませんでした。それが解決できれば1秒は詰められるはずです」(AGオーディナリー 古川慶太さん)
フロントリップ、リアウイングなどの空力パーツが追加された。先代のデモカーでも効果が実証されていたため装着されたものだ
もともとラリーカーとして製作された車両だったため、ロールケージがかなりの点数で入っていた。車体剛性的にはなくてもOKなので、何点かをカット。これで10㎏の軽量化
足まわりはスタビとのバランスを考慮してスプリングのレートをダウン。昨年仕様よりも2㎏/㎜ダウンの14㎏/㎜とされている
フルブレーキング時にロックと検知され、車両制御が介入するという問題が発生。出る時、出ない時があるため対策に頭を悩ませている。今回は急きょ、昨年仕様のブレーキパッドに戻された
■AGオーディナリー 埼玉県上尾市原市中1-7-12 TEL048-723-7098 https://ag-ordinary.jp/