2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

Techno PRO Spirit

ZZW30　MR-S

テクノ プロ スピリッツ

ZZW30　MR-S

 

ターボ化で400㎰を発揮する

875kgの超軽量MR-S

 

タイム　58.927

クラス　オープン-FR

ドライバー　スピリッツ太郎

タイヤ　ADVAN A050 GS （F:225/45R16 　R:255/40R17）

■車両重量 875kg ■最高出力 401㎰ ■最大トルク 39.2kg-m ■ブースト 1.3kg/㎠　■2ZZエンジン換装 ■GTX28タービン ■ワイセコ 鍛造ピストン ■BCクロアー バルブスプリング ■トラスト オイルクーラー(2基掛け) ■アルミ 12層ラジエーター ■ワンオフ 2層インタクーラー ■1050ccインジェクター ■AEM 燃料ポンプ 　■Link ECU ■MonkeyWrench エキマニ ■ワンオフフロントパイプ＆マフラー ■クワイフ  シーケンシャルミッション ■CUSCO 1.5way L.S.D ■ファイナル 4.4　■ワンオフ4点式ロールバー ■エナペタル車高調サスキット ■ハイパコ スプリング（F:14kg/㎜　R:16kg/㎜） ■TPS ビッグローター（F:300㎜　R:302㎜） ■TPS オリジナルパッド　　■VOLK RACING  TE37V (F:16×8J 25　R:17×9.5J 15)　■純正リップ＋アンダーパネル ■スピリッツオリジナル ダックテール ■ボルテックス GTウイング

 

テクノプロ・スピリッツが長きに渡り走らせてきたMR-Sデモカーが、1年掛かりの大幅リニューアルを敢行。4連スロットルのメカチューンだったエンジンをターボ化し、これまでの約2倍という最高出力400㎰を手に入れた。

 

2ZZユニット本体は海外パーツで強化。タービンはGTX28で、LINKフルコンで制御する。もともとチタンロールバーを導入するなど軽さにこだわった車両だったが、新たにドライカーボンルーフを備え、車重は876kgまで絞り込んでいる。ターボ化により増加した車重を相殺するばかりか、運動性能の向上まで果たしてきている。

 

熟成の域に達しているという足まわりはエナペタル車高調で、ブレーキは新作のオリジナルビックローターキットを組み込む。今回は実質シェイクダウンということもあり、ギア比が合わずパワーバンドを活かしきれないなどの問題点も浮上したが、それにも関わらず自己ベストを更新する58秒9をマーク。高い戦闘力を実証した。

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

2ZZエンジンをターボ化して2倍近くのパワーに

 

「海外から強化ブロックを取り寄せて、これまでのヘッドと合体しました。パワーが約2倍になったので速度域が高まり、事前テストではアンダーパネルが落ちてしまったほど。足まわりが煮詰まっているのとタービンサイズが若干大きいのが幸いしてか、アクセルを踏み込んでも一挙にリアがブレイクしてしまうことはなく、極めて安定しています」（テクノ プロ スピリッツ  熊倉俊夫代表）

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

性能を引き出すにはギア比の変更が必要

 

「ターボ化でパワーが2倍になり乗りこなせるか不安でしたが、まったく問題なし。とにかく楽しいし、乗りやすいですね。ただ1コーナーから1ヘアまでの短い区間で5速まで入ってしまうので忙しいです。ターボ仕様ならではのパワーバンドを活かすには、若干ワイドレシオにしたほうがよさそうです。今後はファイナル変更を予定しています」（テクノ プロ スピリッツ スピリッツ太郎 選手）

 

 

さらなる軽量化を実現するべくドライカーボンルーフを導入。純正は20kgだがドライカーボン製は3.5kgという軽さ。これも旋回スピードの向上に貢献している

 

ワイド化されたボディやじっくりと仕様が詰められたエナペタル車高調は変更していない。MRなのでシビアな挙動をみせるかと思いきや、走りは極めて安定しているという

 

走りに不用なものは撤去されたスパルタンなコクピット。ワンオフのダッシュボードにAEMデジタルメーターを装備する。ミッションはクワイフのシーケンシャル6速だ

 

 

20ℓの燃料タンクをフロントに移設し、前後のバランスの改善を図る。ブレーキはオリジナルの大径ローターキットに変更。軽量で重量配分も良好のため、純正キャリパーのままでも十分な制動力を発揮する

 

 

 

■テクノ プロ スピリッツ　埼玉県川越市小中居945-1　TEL049-235-4886　

https://tp-spirit.co.jp