A PITオートバックス東雲 VAB WRX STI「タイムと理想を追求した合法の究極ストリート仕様」REVSPEED筑波スーパーバトル

2022/01/20 00:00

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

A PIT AUTOBACS SHINONOME

VAB WRX STI

A PIT オートバックス東雲

VAB WRX STI

タイムと理想を追求した
合法の究極ストリート仕様

タイム　1’00.080

クラス　ストリート-レーシングラジアル-4WD

ドライバー　蘇武喜和

タイヤ　ADVAN A08B SPEG G (F&R:255/40R18)

■車両重量 1426kg ■最高出力 440ps ■最大トルク 60.0kg-m ■ブースト 1.7㎏/cm² ■ボア＆ストローク 92.5mm×79.0mm ■総排気量 2123㏄ ■HKS GTIIIタービン ■HKS 鍛造ピストン/コンロッド/クランクシャフト ■東名パワードカムシャフト(IN 260°リフト9.8mm/ EX 256°リフト10.8mm) ■HKS オイルクーラー＆インタークーラー ■ARC ラジエーター(１層) ■HKS スーパーファイヤーレーシング(９番) ■650ccインジェクター ■HKS フューエルポンプ ■HKS エアクリーナー ■HKS メタルキャタライザー/フロントパイプ ■HKS スーパーターボマフラーTi ■ビリオンエンジンオイル ■DELTA BOX ECU ■HKS EVC 7 ■ORC クラッチ ■A PIT オリジナルL.S.D.(F:1way R:1.5way) ■ビリオンギアオイル ■HAL スプリング(F:14.0㎏/mm R:12.0㎏/mm) ■function.comサスキット ■ENDLESS 6POTキャリパー(F) ■ENDLESS MX72＋ ■TWS T66-F(18×9.5J) ■STI フロントアンダースポイラー/サイドアンダースポイラー/リアアンダースポイラー

ストリートユースを意識しながら、サーキットでのタイムも重視したハイレベルなチューニングを施すＡ PITオートバックス東雲のVABは、愛車を味わい尽くしたいカスタマーの理想を具現化した一台といえるだろう。

2.2ℓ化とGTIIIタービンで強化した性能はキープしつつ、足まわりの熟成など各部の見直しに力を入れ、今回の筑波に挑んできた。合法仕様でありながら、性能を最大限発揮すべくややタイム重視の踏み込んだセッティングに仕上げているというが、これも車両ともにレベルアップしていくカスタマーのニーズを鑑みれば、重要な要素。

さらにカスタマー目線を考慮して変更したのがタイヤ銘柄。RE-12ＤからA08Ｂに切り替えることで以前よりランニングコストを抑えた。VABとの相性も良く、さまざまな状況に応える順応性の高さも持ち合わせていた。さらにステア特性を変えるテストのため、ベストタイムが出たあともGTウイングの有無など走行を重ねていた。

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

タイヤ変更に合わせて、サス、L.S.D.のセッティングを煮詰めました

「さらなる性能向上よりも、各部の見直しに重点を置くことで、タイムアップに挑みました。VABはバランスが命なので、しっかりと熟成を重ねてきました。とくに重視したのが、足とL.S.D.の煮詰め。それが大幅な記録更新という結果につながり、うれしい限りです。パーツの変更も行っていますが、パワーよりも操作性やレスポンスなど磨き上げが中心。タイヤもA08Bのほうが使いやすくて、この決断も成功でした」(A PITオートバックス東雲　小野祐介さん）

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

１年の熟成を実感する大幅なタイムアップでした

「前回のスーパーバトルから約２秒も速くなりなした。１年間の熟成の成果がしっかりと形に現れました。以前は誰が乗っても安全なクルマに仕上がっていましたが、今回は一歩踏み込んだタイム重視のセッティングにしています。ただし、中級者以上ならば乗りこなせる仕様だと思います。各部の小さな見直しの積み重ねがよい結果を生んだ。次は１分切りしたいですね」（蘇武喜和選手）