2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

SUPER AUTOBACS NAGOYA BAY

VAB WRX STI

スーパーオートバックス ナゴヤベイ

VAB WRX STI

 

めざぜコストと性能の高バランス！
カスタマー目線で245サイズを履くVAB

 

タイム　1’01.576

クラス　ストリート-ストリートラジアル-4WD

ドライバー　吉田寿博

タイヤ　POTENZA RE-71RS (F&R:245/40R18)

 

■車両重量 1447kg ■最高出力 350ps ■最大トルク 48kg-m ■ブースト 1.6→1.1㎏/cm²  ■SYMS ハイパフォーマンスターボ  ■DRL ラジエーター(１層)  ■DRL インタークーラー(１層) ■スパークプラグ(８番)  ■HKS メタルキャタライザー ■HKS フロントパイプ  ■HKS スーパーターボマフラー ■オリジナルECU ■HKS ブーストコントローラー ■HKS 強化クラッチ＋フライホイール ■CUSCO L.S.D.(R:1.5way) ■ハイパコ スプリング(F:15.2㎏/mm R:13.4㎏/mm) ■HKS HIPERMAX(F&R) ■HKS アッパーマウント ■ENDLESS レーシングモノ６(F) ■エンドレスレーシングモノ４(R) ■BBS RI-A(F:18×9.5J R:18×9.0J)

 

カスタマーカーの理想的なステップアップを研究すべく、開発が進むスーパーオートバックス名古屋ベイのVAB。これまでのブーストアップ仕様から今回はシムスのターボチャージャーに換装し、戦闘力の向上を図った。

 

しかし、セオリーとおりの燃料系を含めた変更ではなく、ECUのみのセッティングに留めているため、フルに新たに装着したタービンの実力は発揮できていない。

 

しかし、そこに狙いがある。ターボチューンのステップを分けることで、コストと性能のバランスを図っている。まずはライトな仕様に仕上げてから、さらに性能を引き出すことで、愛車の楽しみ方が広がるだけでなく、１回のチューニングコストも抑えることができるというわけだ。

 

タイヤをストリートラジアルのRE-71RSへと変更したのも、価格と性能のバランスのよさに注目したからだ。従来履いていたRE-12Dと比べても、大きな性能差がないだけでなく、より幅広い走行シーンに対応できる懐の深さ持ち合わせるという。タイヤサイズも、他車がタイムを重視してワイド化を図る一方で、名古屋ベイのVABは純正サイズを貫いている。

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

タービン交換のみで現実的なチューンに挑戦しました

 

「次なるステップとしてSYMSのターボへの換装を行いました。ポイントは、セオリーの燃料系は変更していないこと。新ターボの性能をフルに引き出せませんが、性能を高めつつ、コストも抑えられますから」と、その意図を説明。そのうえで、「もちろん、タイム狙いなら一挙に仕上げるべきですが、タイム同様、カスタマーへの提供できるデータも大切ですから」（スーパーオートバックス ナゴヤベイ　加藤修一さん）

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

タービン変更してもバランスのよさはそのままだった

 

「これまでも乗りやすさを重視した仕上げだったけど、そのよさは新タービンの仕様でも変わらない。タイヤは、正直、グリップ自体は、以前履いていたRE-12Dのほうが上。ただ性能と価格のバランスのよさから、RE-71RSはカスタマーに魅力的だと思う。ただアタック時、タイヤの内圧が高すぎて、新タービンで得たパワーが活かせなかったのが残念」（吉田寿博選手）

 

シムスのターボチャージャーを導入するが、燃料系はノーマルのままでECUのみでセッティング。シムスからのアドバイスも反映

 

タイヤは、幅広化せず純正サイズをキープするのもポリシー。タイヤも性能と価格のバランスに優れるRE-71RSを採用。全般的に相性はよい様子だ

 

HKSのHIPERMAXサスキットは、減衰力とバネレートが変更可能。これもナゴヤベイで提供される独自メニューのひとつ。カスタマーのニーズに最適化した足を提供する

 

ステアリングはSTIのウルトラスエードに変更。エアバックを活かしつつ、操作性を高めるのも、日常での安全を意識してのことだ

 

 

■スーパーオートバックス ナゴヤベイ　愛知県名古屋市港区木場町9-51　TEL052-693-2002　https://www.ab-aichi.co.jp/