エム・スポーツ VAB WRX STI「足まわりのスペシャリストが熟成させた 旋回姿勢のバランス」REVSPEED筑波スーパーバトル

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

M-sports

VAB WRX STI

エム・スポーツ

VAB WRX STI

 

足まわりのスペシャリストが熟成させた
旋回姿勢のバランス

 

タイム 1’01.421

クラス ストリートLIGHT-レーシングラジアル-4WD

ドライバー 奥井優介

タイヤ DIREZZA 94R W01(F&R:255/40R18)

 

■車両重量 1465kg ■SYMS NTエアフィルター(純正交換タイプ)  ■HKS スーパーファイヤーレーシングプラグ(7番)  ■NUTEC エンジンオイル ■HKS メタルキャタライザー ■FGK オーソライズマフラー ■M-plus ECU ■CUSCO 強化クラッチ ■CUSCO L.S.D.(F:1way) ■STI L.S.D.(R:2way)  ■ビリオン オイル(ギア) ■パイパコ スプリング(F:17.9㎏/mm) ■コサリック スプリング(R:18.1㎏/mm) ■コサリックワン i-BSショック ■CUSCO アッパーマウント(F&R) ■CUSCO スタビライザー(F&R) ■ZONE 18Eブレーキパッド(F&R) ■ウェッズ レブフルード  ■WesSport  SA-70(18×10J)  ■STI フロントアンダースポイラー

 

 

インフォメーションと操作性に優れる足まわりは、速いだけでなく、ドライバーも成長させるというポリシーでデモカーを仕上げるエム・スポーツ。これまでチューナー兼ドライバーを水山健史代表自身が務めてきたのも、それを証明するため。

だから、デモカーであるVABは、パワーは使い切れる程度とし、足まわりの熟成に力を入れている。「スバル車は、絶対にスピンしないクルマに仕上げられている。だから意図的にリアが滑るようにセッティングする。しかし、やりすぎるとスピンしやすいクルマになってしまう。そのバランスを見極めるのが、腕の見せどころ」と水山代表は話す。

専用チューニングのダンパー「コサリックワンi-BS」は、今回、内部のピストンを新調するなどアップデートを図ってきた。今回の足まわりの方向性は、減衰力を初期の伸び側はしっかり確保しつつ、中高速で操舵しやすいものに。バネはフロント20kg/mm、リア18㎏/mmと硬めとし、ブレーキ時のフロントへの荷重移動を抑え、リヤ側のトランクションを重視しているのが特徴だ。

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

 

プロによるアタックで更なる飛躍を確信

 

「クルマが仕上がってきたという自負はありましたが、去年の目標だった1秒台には及ばなかった。そこで今回はステアリングをプロに委ねることで、チューナーとして分析に集中しました。タイムの伸びは少なかったですが、現在のセッティングに間違いはないという確証が持つことが出来ました」と成果を振り返る。来年は再び自身がステアリングを握って結果を出すことで、クルマが仕上がれば、誰でも速く走れることを証明したいと意気込みを語ってくれた。

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

 

初サーキットながら好タイムをマーク!

 

今回、ステアリングを託されたのは、ジムカーナで活躍する奥井優介選手。なんと筑波サーキットは今回が初チャレンジというが、好タイムを記録。「VABは初めてでしたが、乗りやすくて、コーナリングも速い。自身の競技車でもコサリックワンを愛用しているので、セッティングの要求もスムーズに行え、前日に気になった直線のふらつきなども改善されました。まだコーナリング中に跳ねる傾向があるので、それが改善されれば、まだ伸びしろはあると思います」とさらなる熟成を期待した。

 

エンジンは、EJ20の素性を活かしたライトなチューニング。シムスの純正交換対応のエアクリーナーとM-plusのECUチューン、FGKマフラー程度にとどめている

 

こだわりのワンオフの足まわりであるコサリックワンを採用。当日は、コサリックワンの佐藤さんとエムスポーツの水山さんの二人の足のスペシャリストが協力し、煮詰めを行い、タイムアップを達成

普段乗りも可能とする扱いやすさも重視する尖らせすぎないセッティングもこだわりのひとつ。同じセッティングで、通常のスポーツラジアルでも攻められる仕様だという

 

■エム・スポーツ 富山県富山市現在泉28-1 TEL076-482-2585 https://www.dp-msports.com/






  • Amazon特別プロモーション