レイル ZD8 BRZ「真骨頂の足まわり&剛性アップで ZD8のパフォーマンスを引き出す」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
LAILE
ZD8 BRZ
レイル
ZD8 BRZ
真骨頂の足まわり&剛性アップで
ZD8のパフォーマンスを引き出す
タイム 1’03.296
クラス ストリート-レーシングラジアル-FR2
ドライバー 柴田優作
タイヤ ADVAN A08B(F&R:245/40R18)
■車両重量 1244kg ■レイル オイルキャッチタンク ■CUSCO RS Spec F 1.5way L.S.D. ■4.5ファイナル ■KYB リアルスポーツダンパー ■KYB スプリング(F:8kg/mm R:9kg/mm) ■レイル ピロアッパーマウント ■レイル ストラットタワーバー ■レイル リアパフォーマンスバー ■レイル リアメンバースペーサー ■レイル ペダルセット ■ディクセル Zタイプパッド(F&R)■WedsSport TC105(F&R:18×9.5J 45)
レイルは前回まで投入していたZC33Sスイフトスポーツから、車両もドライバーも新たな体制で臨むことになった。この新型BRZはこの走行の1ヵ月前に納車されたばかりだが、もう1台投入したGRヤリスとともに、直前の限られた時間の中でしっかりと仕上げてきた。
その内容は得意の足まわりとボディ剛性の強化が中心で、車高調整式のサスペンションはKYBの開発を兼ねて試作タイプのリアルスポーツダンパーを装着。
そのほかリヤアームを調整式としてアライメントセッティングを可能にしているほか、フロントロアアームはガゼット溶接で剛性をアップ。各種ブッシュはピロボール化が図られ、ダイレクト感のある挙動を実現。補強パーツの構成は前モデルZC6系に準ずるが、ZD8用にリヤメンバーサポートバーを新規に開発している。
パワー系はマフラーが間に合わず完全なノーマルであったが、早朝の1回目のアタックで目標としていた1分3秒台をあっさりクリアしている。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
時間のない中、前モデルのデータも活かしつつ開発初期から好タイム
「納車から約1ヵ月しかない状況でしたが、前モデルでのデータがあったので開発は比較的順調に進み、事前の袖ヶ浦フォレストレースウェイでのテストではいきなり2分13秒台が出ていました。まだまだ伸びしろがありそうで楽しみですね。多くのパーツが前モデルと共通でいけますが、タワーバーは若干形状が異なるので設計を見直してZN8/ZD8対応としています。エアインテークキットも開発の予定ですから期待してください」(レイル 渋谷幸司さん)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
好バランスで無理せず目標タイムをクリア
「この車両に乗るのはこの筑波が初めてしたが、セッティングしてきたテスターが優れているようでものすごく乗りやすかったです。サスペンションとシャシーの剛性アップが中心のチューンに加え、ファイナル変更でショート設定としたギヤ比もコースにピッタリとマッチしていましたね。無理のない走行で予想以上のタイムだったようだし、フィーリング的にも初走行としては十分に満足できるものでした」(柴田優作選手)
レイルのストラットタワーバー、オイルキャッチタンクなどオリジナルパーツを装着。パワー系は完全ノーマル
車高調はKYBが開発中のリアルスポーツダンパーで、スプリングレートはフロント8kg/mm、リア9kg/mmの設定。ピロアッパーマウントはレイル
FRマシンの走りを左右するリヤサスペンションは、ロアアームとトーコントロールアームを調整式としてトー&キャンバー角のセッティングを可能としている
スポーツペダルセットとフロアーパネルによる操作性の向上もタイムアップの秘訣。センターには追加メーターもセット
ファイナルは4.1に変更し、245幅のアドバンA08Bという組み合わせ。フレッシュ投入の1アタック目がベストタイムとなった
■レイル TEL045-824-1835 http://laile.co.jp/