CUSCO GXPA16 GR YARIS「自社パーツに加え、モーテック+ハイフローで GRヤリスの頂点を目指す」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
CUSCO
GXPA16 GR YARIS
CUSCO
GXPA16 GR YARIS
自社パーツに加え、モーテック+ハイフローで
GRヤリスの頂点を目指す
タイム 1’01.306
クラス ストリート-レーシングラジアル-4WD
ドライバー 佐々木雅弘
タイヤ POTENZA RE-12D TYPE A(F&R:265/35R18)
■車両重量 1274kg ■MoTec フルコン ■ハイフロータービン ■フジツボ オーソライズRマフラー ■Syvecs センターデフECU ■ORC クラッチ ■CUSCO タイプRS L.S.D.(F:1way R:1.5way )■CUSCO 容量アップデフカバー ■CUSCO スポーツTN_Rダンパー ■CUSCO スプリング(F:14kg/mm R:24kg/mm) ■CUSCO リアアッパーアーム ■CUSCO リアロアアーム ■CUSCO スタビリンク(R) ■CUSCO ミッションマウントカラー ■CUSCO リアメンバーカラー ■CUSCO ストラットバー(F&R) ■CUSCO パワーブレース ■ADVICS 6POTキャリパー&ブレーキローター(F)■WinmaX ブレーキパッド ■Prodrive GC-012L(F&R:18×9.5J 45)■BRIDE XERO VS ■CUSCO アクセルペダル ■CUSCO レーシングハーネス ■CUSCO シフトノブ
意外なことに、サーキットでのタイムアタックは今回が初のチャレンジとなったクスコのGRヤリス。全日本ラリー参戦車両からのノウハウをフィードバックしてセッティングされたRCグレードがベースのタイムアタック仕様は、ノーマルの特性を活かしながら秘められたポテンシャルをフルに引き出すというのがコンセプトだ。
エンジンはモーテック制御となり、タービンもハイフロータイプに変更して推定出力360psを獲得。そのパワーをフルに路面に伝えるためのポイントとなるのが4WDシステムのセッティングで、前後の機械式LSDに加えて英国サイベックス社製のセンターデフECUも導入。サスペンションは伸圧2way調整式の車高調サスキットと調整機構付きの強化アーム類、さらにボディ補強パーツのパワーブレースもフルに装着されて大幅なボディ剛性アップが図られている。1分0秒台をターゲットにGRヤリストップを目指したが、今回はハイフロータービンによる低速トルク低下が仇となってしまったようだ。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
ハイパワーを支えるサス&シャシー強化です
「目標として設定した1分0秒台達成のために、今回はパワー系のチューニングにも着手して360ps(推定)としています。いうまでもなくハイパワーをタイムにつなげるにはシャシーとサスペンションのセッティングが重要で、GRヤリスの場合はさらに4WDシステムのメリットを活かすためのデフセッティングもポイントになります。目標にはおよびませんでしたが、市販のシャシー&サスパーツの有効性はしっかり確認できました」
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
アンチラグや4WD制御の煮詰めで大いに期待できます
「秘密兵器として導入したというハイフロータービンでしたが、セッティング期間もなかったようで本来のパフォーマンスが発揮されていなかったのが残念でした。とはいえスペック的にはトップクラスの車両に匹敵するもの。アンチラグ制御を含めたモーテックと4WDコントローラーのセッティングを煮詰めていくことで、大幅なタイムアップが狙えるはずです」(佐々木雅弘選手)
パッと見はタワーバーの追加されている程度のノーマル然としたエンジンルームだが、ハイフロータービンをモーテックで制御し360psを獲得している
装着する車高調は、本格的なスポーツ走行に対応する2way減衰調整式(伸圧各24段)機構装備の単筒式ダンパーのクスコスポーツTN_Rだ
リアスプリングは標準設定の14kg/mmよりかなりハードな24kg/mmとしている。アーム類のほかブッシュもピロ化され、正確なサスペンション作動を実現
インテリアはステアリングとシート、ペダルの変更程度で内装類もフル装備となっている。ロールバーは装着されていないが、パワーブレースによりボディ剛性をアップさせている
■キャロッセ TEL027-352-3578 https://www.cusco.co.jp/