CUSCO ZN8 GR86「足まわり&ボディ補強で1分3秒台!GR86本来のポテンシャルを解放する」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
CUSCO
ZN8 GR86
CUSCO
ZN8 GR86
足まわり&ボディ補強で1分3秒台
GR86本来のポテンシャルを解放する
タイム 1’03.156
クラス ストリート-レーシングラジアル-FR2
ドライバー 佐々木雅弘
タイヤ POTENZA RE-12D TYPE A(F&R:255/40R18)
■車両重量 1256kg ■フジツボ マフラー ■ORC クラッチ ■CUSCO タイプRS 1.5way L.S.D. ■CUSCO 容量アップデフカバー ■4.3ファイナル ■CUSCO スポーツTN_Sダンパー ■CUSCO スプリング(F:10kg/mm R:13kg/mm)■CUSCO ピロボールブッシュ ■CUSCO リアアッパーアーム ■CUSCO ラテラルリンク ■CUSCO トレーリングロッド ■CUSCO スタビリンク ■CUSCO ミッションマウントカラー ■CUSCO リアデフマウントカラー ■CUSCO ストラットバー(F&R)■CUSCO パワーブレース ■WinmaX ブレーキパッド ■CUSCO マスターシリンダーストッパー ■Prodrive GC-012L(F&R:18×9.5J 45)■BRIDE XERO VS
■CUSCO アクセルペダル ■CUSCO レーシングハーネス ■CUSCO スピンターンノブ
おなじみのクスコグラフィックが施されたGR86は、デビューに先駆け発表されたカスタマイズコンセプトモデルではなく、本格的なデリバリーが始まったばかりの市販車をベースに突貫作業でチューニングが施されたもので、この筑波スーパーバトルが事実上のシェイクダウン走行となった。
とはいえ先行開発の甲斐あってチューンは足まわりを中心にトータルに施され、単筒式ダンパー採用のスポーツシリーズ車高調のほか、各種アーム類は調整機能付きのものに変更されてアライメントセッティングの幅を広げている。
またノーマルでも向上しているボディ剛性は、クスコが得意とする補強パーツのパワーブレースによりさらに強化。パワー系はマフラー変更のみながら、こうして強化された足まわりとボディ、機械式L.S.D.の相乗効果でパワーをロスなく路面に伝えることが可能となった。ぶっつけ本番といえるる状態でこのタイムはさすがといえるもので、GR86の潜在能力をパーツでフルに活かしている。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
走行会カスタマーへのアイテムを装着して挑んだタイム
「週末サーキット愛好者向けのスポーツパッケージとしてセッティングしたのがこの車両です。事前の予測では1分2秒台に入ればと思っていましたが、シェイクダウンということでわずかに届きませんでしたね。しかし、足まわりとボディ補強が中心のファインチューニングとしては文句のない結果といえるのではないでしょうか。もちろん装着しているのはすべて市販パーツですから、カスタマーの誰でも同仕様が可能です」
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
コスパも抜群の快速ライトチューンの指針になります
「サスペンションとデフ、ボルトオンのボディ補強だけのライトなチューニングメニューなのですが、もともと高いGR86のポテンシャルをさらに効果的に引き上げることに成功している感じで、運動性能が確実にアップしています。軽量化一切なしでの1分3秒1というタイムは驚きですが、カスタマーの目標となる指針にしてもらえればよいと思います」(佐々木雅弘選手)
FA24エンジンは本体はもちろん吸気系など補器類まで含めて基本的にノーマル。定番のタワーバーのほか、パワープレースやマスターシリンダーストッパーも装着
豊富なラインアップの中から選択された車高調は、伸圧減衰力独立調整式のTN_S。スプリングは標準よりハードなF:10kg/mm、R13kg/mmとしている
セッティング幅を広げる調整式アーム類のほか、各種ブッシュのピロボール化やボディ補強のパワーブレースの追加でソリッドな挙動を実現している
機械式L.S.D.は1.5wayのタイプRSを装着。容量アップデフカバーの装着により、熱ダレの不安もなくハードな走行が可能となっている
本来は255/35R18がベストサイズだが、調達の都合で40扁平を装着することになった。その補正としてファイナルギアを4.3としている
■キャロッセ TEL027-352-3578 https://www.cusco.co.jp/