PCA GR YARIS 1 with BOSS 「 MoTeCフルコン制御で 320psオーバーを獲得!」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
PCA GR YARIS 1 with BOSS
GXPA16 GR YARIS
PCA GR YARIS 1 with BOSS
GXPA16 GR YARIS
モーテックフルコン制御で
320psオーバーを獲得!
タイム 1’00.017
クラス ストリート-レーシングラジアル-4WD
ドライバー 佐々木雅弘
タイヤ POTENZA RE-12D TYPE A(F&R:265/35R18)
■車両重量 1260kg ■最高出力 322ps/5191rpm ■最大トルク 48kg-m/4362rpm ■MoTec フルコン ■イベンチュリ インテークシステム ■フジツボ フロントパイプ /キャタライザー/マフラー ■16段オイルクーラー ■HKS インタークーラー ■Syvecs センターデフECU ■ORC クラッチ ■GR L.S.D.(F&R )■オートプロデュースボス サスキット(F&R:8kg/mm)■クスコ スタビライザー(F&R) ■ENDLESS ブレーキパッド ■Prodrive GC-0100(F&R:18×9.5J 44)■バリス フルエアロ
ブリヂストンとオートプロデュースボスがタッグを組んで挑戦を続けているPCA(ポテンザサーキットアタック)車両として、2020年から加わったGRヤリス1号車。2回目のチャレンジとなった今回は、GRヤリス最速の座を狙って車両の仕様も大幅に進化させてきた。
なんといっても注目はパフォーマンスアップの障壁となっているエンジン制御(ECUU)をモーテックのフルコンとしてきた点で、これによりブーストはノーマルエンジンでの耐久性がギリギリとなる2.3kg/㎠へアップ。カーボン製のインテークシステムも導入され、最高出力は320psオーバーとなっている。
さらにタイムアップのための秘密兵器として英国製のセンターデフコントローラーも投入され1分切りを目指した。1本目はRE-71RS(265/35R18)で1’00.017を記録。2本目はRE-12D TYPE Aでアタックしたが、不運にも先行車に引っかかってしまった(1’00.611)のが悔やまれる。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
チューンレベル大幅アップで59秒台を目指したが……
「前回のブーストアップから今回は純粋にタイムアップだけを狙って、現状でできることをフルに投入してきました。やはりメインとなるのはモーテック制御としたことで、これ以上の出力を狙うにはエンジンの強化が必要になるかな。センターデフコントローラーも投入したことでスペック的には1分切りが十分に狙えただけに、RE-12D TYPE Aの新品で挑んだ2本目のアタックでクリアがとれなかったのが残念です」(オートプロデュース ボス 藤岡和広代表)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
アップデートで走りのレベルは大幅に進化していました
「昨年に引き続きドライブさせてもらったけど、エンジンはモーテック制御となってかなりパワー感が向上しています。足まわりもアップデートされているのですが、まだ乗り味はストリート寄りの印象なので、4WD制御も含めた足まわりの煮詰め次第で確実に59秒台が狙えそうです。軽量化せずにこの速さは、GRヤリスオーナーの目標になるはずです」
英国イベンチュリ製のカーボンインテークが迫力。エンジンとタービンはノーマルで、モーテックM142プラグインフルコン制御となる
排気系はフロントパイプ、スポーツキャタライザー、マフラーまでをフルにフジツボでまとめる。L.S.D.は前後ともGRの競技用機械式に変更
車高調はオートプロデュースボスのオリジナルで、前後スプリングが8kg/mmのストリートスペック改。スタビは前後ともクスコ製に変更
プロドライブGC-0100にRE-12D TYPE Aの組み合わせは、前回のチャレンジから変更なし。2本目のアタックでニュータイヤを投入した
バリス製のフルエアロも新たに投入されたパーツで、フロントスポイラーのほかサイドアンダー、リアスカート、リアウイングを装着する
■ブリヂストン ポテンザweb https://tire.bridgestone.co.jp/potenza/
■オートプロデュース ボス 長野県長野市川合新田1370 TEL026-266-6388
http://www.ap-boss.com/