ダックトレーディング ABARTH 595 1.4TB「パワーと足でタイムを出す 前期型チューンのレシピ」REVSPEED筑波スーパーバトル

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

ductrading

ABARTH 595 1.4TB

 

ダックトレーディング
アバルト 595 1.4TB

 

 

パワーと足でタイムを出す

前期型チューンのレシピ

 

タイム 1’05.666

クラス ストリート-レーシングラジアル-FF3

ドライバー 蘇武喜和

タイヤ ADVAN  A052(F:225/45R16 R:195/50R16)

 

■車両車重 1037kg ■最高出力 200ps/6500rpm ■ノーマルハイフロー加工タービン ■ブースト1.5㎏/㎠ ■AIRTEC インタークーラー ■BMC OTAエアクリーナー  ■ラガシフォン フロントパイプ ■ボディショップエレガ マフラー ■メタル触媒 ■プアマンズパーツストア ECU ■レッドポイント フライホイール ■ハロック L.S.D.(1way) ■ductrading ダンパー ■HALスプリング(F:12㎏/㎜R:7㎏/㎜) ■ブレンボ GTキットキャリパー ■ディクセル タイプZブレーキパッド ■EBC ローター ■ランチア 純正ホイール(F/R:16×7.5J 37)■アバルト595 リアバンパー

 

 

前期モデルのアバルト500をベースに、カスタマーでもできる仕様をテーマにスーパーバトルに初参戦したダックトレーディング。

 

筑波での走行ではこれまで1分5秒8までは出ており、今回は5秒台前半を目標に据えた。

 

そのためのキモとなるのがとにかく曲がりやすく、向きが変わりやすいセッティング。その実現にとりわけ重要なのがリアのセッティング。ここが上手く流れないと曲がってくれないという。

 

車高を下げるとバンプステアでトーインになってしまううため、リアが粘ってしまう。それをできる限りトーンアウト方向へ調整し、トーゼロを目指してセッティングした。不足しがちなストロークは車高調を全長調整式とすることで確保している。

 

当日はこのクルマも含め、3台のアバルトが参戦していたが、その中でタービン加工もあり、後期モデルを抑えトップタイムをマーク。目標の5秒前半にはわずかに届かなかったが、自己ベストは更新。ドライバーは4秒台も見えていたという。

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

 

 

 

曲がりやすくするリアサスセッティング

 

「このクルマで曲がりやすさを実現するには、リアがポイントになります。車高を下げるとどうしてもトーインになってしまうのですが、ドライバーの要望もあり、それをできるだけトーアウト方向に調整するようにしています。ストロークを確保するため、リアは全長式にして、スプリングも粘りと初期の動きがよいHALスプリングを使っています」(ダックトレーディング 高林亜生さん)

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

 

S耐車両を彷彿とさせるフィーリング

 

「ショートホイールベースなのにコーナリングが苦手なクルマなので、コーナリングスピードを上げるよりも、V字ラインで走るような走り方になる。それは以前乗っていたアバルトのS耐車両でも同じようなところがあって、それに通じるところがある。今回はセッティングも現場でできる範囲でしか調整していないが、上手くいけば4秒台も行けると思う」(蘇武喜和選手)

 

曲がりやすさのキモとなるというリアサスは全長調整式のダンパーにHALスプリングを組み合わせる。スプリングは初期の動き、粘りを重視したチョイス

 

ノーマルハイフロー加工タービンを備え、ブースト1.5㎏/㎠で200ps/6500rpm 

 

エアクリーナーに直接外気を導入できるよう吸入口を伸ばして設置。エンジンルーム周辺の熱気を吸い込みにくくされている

ノーマルバンパーにダクトを追加する

 

タイヤは前後16インチを採用。外径が小さくなることによる加速重視、ピックアップを考慮したほか、選択肢の多さ、コストパフォーマンスでもメリットがあるという

 

 

■ダックトレーディング 栃木県宇都宮市下川俣町451-3 TEL028-664-2363 http://ductrading.sakura.ne.jp/

 






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