2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

A PIT AUTOBACS SHINONOME
ABARTH595

 

A PITオートバックス東雲

アバルト595

完全車検対応チューンながら
コストパフォーマンスの高い速さを披露

 

タイム　1’06.641

クラス　ストリート-レーシングラジアル-FF3

ドライバー　蘇武喜和

タイヤ　ADVAN A052（F&R:215/45R17）

 

 

■車両重量 1092㎏ ■BMC エアクリーナー ■HKS VIITS EXHAUSTマフラー ■リザルトマジック ECU ■HALOC L.S.D. ■HKS VIITSサスペンション ■TWS RS317（F&R:17×7.5J 35）

 

 

完全合法をテーマにしつつも、速さもしっかり追求するA PITスーパーオートバックス東雲。WRXやスイフトに続く3台めの素材として輸入車、中でも人気が高くサーキットを楽しむカスタマーも多いというアバルト595をチョイス。

 

7秒台をターゲットにECU、吸排気、足まわり、L.S.D.を変更。吸排気や足まわりはHKS製を、それ以外もすべて市販パーツを使い、車高などのセッティングも保安基準の範囲内。車両制御の介入はABSのみ残してほかはカットしている以外、そのまま街乗りもできる仕様だ。

 

キャンバーなども付けておらず、セッティングはスプリングのプリロードのみ。軟らかさはあるものの、それでもコントロールはしやすく乗りやすいとアタックを担当した蘇武喜和選手。その言葉は結果にも現れていて、初めてのアタックながら1分6秒641のベストを刻み、目標の7秒台を上回る健闘を見せた。再現性の高さを考えるとサーキットを楽しみたいオーナーには注目すべき結果だ。

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

 

完全車検対応でサーキットも楽しめます

 

「ほかの車種も同じですが、まずは完全車検対応であることを条件としています。基本はHKSのパーツを使っているのですが、車高やアライメントも保安基準の範囲内です。また、BMCのエアクリーナーはそのままでは車検に通らないので、ブローバイをインテークに戻すキットを製作しています。装着しているのは試作品ですが、発売予定です」

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

 

軟らかいがそれなりに乗りやすい

 

「街乗りもできる仕様ということで、基本的に足まわりは軟らかい。キャンバーも付いていないし、タイムだけを考えると不利な部分もあるが、それでも軟らかいなりのコントロールのしやすさがあって、乗りやすかった。街乗りしながらサーキットを走りたいという人にはちょうどよいバランスだと思う。ほかに乗ったアバルト500との狙いの違いも含めてはっきりしていた」（蘇武喜和選手）

 

 

 

BMC エアクリーナーにリザルトマジックのECUを備える

 

完全車検対応ということでキャンバーはなし。車高も地上高9㎝を確保しているためこの程度。それでもこのタイムで走ることができるということでもある

 

フルバケ化によってステアリング位置が遠くなってしまったことの対策として、ステアリングエクステンダーを装着。位置の調整を行っている

 

足まわりやマフラーなどはHKSのパーツを使っている。車検対応のためということもあるが、誰でも買えるという点も考慮されているのだ

 

 

■A PITオートバックス東雲　東京都江東区東雲2-7-20　TEL03-3528-0357　https://www.apit-autobacs.com/