イージーマジック ZN6 86「スーパー耐久参戦車のような補強ボディに 220psものメカチューンFA20エンジンを搭載」REVSPEED筑波スーパーバトル
2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介
Eg magic
ZN6 86
イージーマジック
ZN6 86
スーパー耐久参戦車のような補強ボディに
220psものメカチューンFA20エンジンを搭載
タイム 1’02.899
クラス オープン-FR
ドライバー 森 正行
タイヤ ADVAN A050 GS(F&R:245/40R18)
■車両重量 1039kg ■FA20改 ■最高出力 220ps ■最大トルク 22.6kg-m ■ハイパーカム IN284度 12.5mmリフト/EX274度 11.99mmリフト ■オリジナルチタンバルブヘッドキット ■0.6mmヘッドガスケット ■ポート加工 ■ブロック上面クーパーリング加工 ■CP特注鍛造ピストン ■H断面4mmロングコンロッド ■後期用加工サージタンク&84φスロットル ■オリジナルエアクリーナー ■オリジナルオイルクーラー/ラジエーター ■オリジナルチタンエキマニ /70φマフラー ■ECUTEK ■GRMN+6ギア ■OS技研 特注ツインプレート ■OS技研 デュアルコアL.S.D. ■4.8ファイナルギア ■ベルテックス オイル ■16点式ロールケージ ■ボディスポット増し補強 ■アペックス N1ダンパーオリジナルセッティング ■ハイパコ スプリング(F:14.3kg/mm R:12.5kg/mm) ■クスコ フロントアッパーマウント ■オリジナル リアアッパーマウント ■ブレンボ ブレーキキャリパー(F: F50 R: 2POT) ■ENDLESS 特注パッド ■ディクセル ブレーキローター ■WedsSport TC-105X(F&R:18×9.5J 45) ■ings エアロ(ボンネット・フロント・サイド・リア) ■ボルテックス ウイング
シャシーはスーパー耐久レース車両ST-4クラスのようなつくりとし、FA20エンジンは過給器ではなくメカチューンを施しているイージーマジックの86。
エンジンは低フリクション化を意識してピストンとコンロッドを製作。ピストンはピン位置を上に移動、コンロッドは延長という組み合わせで上下運動時の壁面への面圧を軽減している。また、ピストン、コンロッドとも鍛造製法とすることで軽量化も達成している。
ヘッドはハイカム、チタンバルブキット組み込む。また、ヘッドとシリンダーの両方に溝を掘ってステンレスのリングを入れるクーパーリング加工も施す。エキマにはチタン製で45~50~60φの取り回し。
しかし、今回はレギュラーで履いているタイヤが欠品。そのためドライビングのんフィーリングが変わってしまい苦戦することとなった。
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと
タイヤサイズの変更が苦戦するチャレンジに
「いつもは255/40R17のA050を履いているのですが、なんとこのサイズが欠品していて、仕方なく245/40R18を装着することになりました。それほど違いがないので大丈夫だろうと思っていたら、ドライバーからは「フィーリングが全然異なる」と言われてしまい当日は急きょセあれこれセッティングを変えましたが、結果的にミッションが壊れてリタイアとなったのは残念です」(イージーマジック 井島康之代表)
ドライバーはこの車両をどう走らせた?
想定外のタイヤでも速くなる手応えを感じた
「タイヤが急きょ変更になり、外径が大きくなったはずですが、シフトアップのタイミングがなぜか早くなってしまいました。コーナリングもオーバーステア気味になりました。そんなことから、これまでとは異なるクルマを操っている感じです。でも、慣れたらこのタイヤサイズのほうが速そう。それだけにトラブルで走れなくなったのは惜しいですね」(森 正行選手)
クランク以外はすべて交換されていると言ってよいフルチューンエンジン。ECUTEKで制御している。7100rpmで最大パワー発生
フライホイール、クラッチを軽量化しているのでクランクプーリーも軽量タイプへ交換
4-2-1形状のEXマニ。材質はチタンでパイプ径は45~50~60φと太め。マフラーもオリジナル品でで材質はチタン。径は70φだ
タイヤカスを踏んだままでは接地できるトレッド面積が減るので走行後はきれいにそぎ落とす。これもタイムアップの手段だ
■イージーマジック 愛知県瀬戸市美濃池町72-1 TEL0561-86-0933 http://www.eg-magic.jp