2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

KC TECHNICA

HA36S ALTO WORKS

KCテクニカ
HA36S アルトワークス

 

コンパクトカー用に匹敵する

新タービンで125psをマーク

 

タイム　1’08.756 

クラス　ストリート-ストリートラジアル-K

ドライバー　大野尊久

タイヤ　POTENA RE-71RS　F&R:165/55R15

 

■車両重量　709kg ■最高出力125ps　■最大トルク 14.1kgm　■ブースト 1.3kg/㎠　■KC スポーツタービンキット　■KC チューニングECU　■９番スパークプラグ　■大容量330ccインジェクターキット　■ハイパワーイグニッションコイル　■オイルクーラーキット　■KC ラジエーター　■エキゾーストフロントパイプ　■GTマフラー　■KC L.S.D.1.5way　■モティーズ　L.S.D.オイル　■GTサスキット（F:６kg/mm/R:5.5kg/mm）　■KC ブレーキキャリパーキット　■VOLK RACING TE37（F&R:15×６J 45）　■KCテクニカ 補強パーツ　■カーボンボンネット　■コーナーフェンダー　■RSスポイラー　■36-Rダクト

 

スーパーバトルのHA36Sアルトワークスでは最速タイムホルダーのKCテクニカは、今回はタービンサイズをアップした『スポーツチューニングPROキット』仕様を持ち込んだ。

 

このタービンのコンプレッサーサイズは、コンパクトカークラス用に匹敵するもの。ただし、エキゾーストハウジングとの組みあわせなどを突き詰めた結果、中回転域から使える特性としている。

 

最高出力の数値こそ従来のタービンキットに近いものだが、最大トルクが増しているので立ち上がり回転域での加速力が向上。ドライバーの大野尊久選手も「乗りにくさはない」とコメントしている。

 

ただし、今回の走行では予想外の症状が出た。最初の走行で１分８秒７をマークしたが、連続周回していると原因不明の息付きが発生。大事を取ってアタックを中止した。その後も原因の解明ができず記録の更新ができなかったが、ビッグタービン仕様の可能性は見えた。トラブルが解決すれば１分７秒台に突入か？

 

 

参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

タービンサイズはスイフトスポーツ向けに匹敵します

 

「新しいタービンキットを組んだ仕様を持ち込みました。サイズ的にはスイフトスポーツ向けですが、中速域から使える仕上げです。ただ、装着や各部セッティングは従来のタービンキットよりシビアです。キットとしての販売はしていますが、装着に関してはショップにご来店いただいて、詳細を説明した後に納得された方のみの特別販売としています」（KCテクニカ　藤山雅実さん）

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた？

ピーキーではなく乗りやすい特性だっただけに残念

 

「今回の仕様でサーキットを走るのは初めてでした。ピーキーな感じもなく走りやすかったのですが、ダンロップ下あたりで息つく感じが出てしまいました。それがなければ前回のタイムと同じくらいは出たと思います。今回はパワーの面だけでなくブレーキのフィーリングもよかったのでトラブルが出てアタックしきれなかったのは残念ですね」（大野尊久選手）

 

KCテクニカのパーツで構成される125psエンジン。ただし、このビッグサイズタービンの『スポーツチューニングPROキット』は実験車的なデモカーだからこそのチャレンジで、カスタマーには従来からのタービンキットを薦めている

 

リチウムイオンバッテリーのメガライフバッテリーも軽量化に貢献

 

オイルクーラー装着はアルトワークスでは定番パーツだが、放熱効果のあるK&PフィルターKCモデルならフィルター部での冷却も行なえる

 

タイムアタックとストリートを両立するGTサスキットを組む。ドライバーの評価が高かったブレーキは４ポッドキャリパーキット

 

 

■KCテクニカ　京都府宇治市槇島町目川6番地　TEL0774-28-5075　https://www.kc-technica.com/