レボリューションGRヤリス「ハイフロータービンで430ps!ギア比も変更して1分切りに突入」REVSPEED筑波スーパーバトル

2022/01/20 00:00

2021年12月2日『REVSPEED筑波スーパーバトル』参戦車両紹介

 

Revolution

GXPA16  GR YARIS

レボリューション

GXPA16  GRヤリス

 

ハイフロータービンで430ps

ギア比も煮つめて筑波1分切りを達成!

 

タイム 59.076

クラス ストリート-レーシングラジアル-4WD

ドライバー 佐々木雅弘

タイヤ POTENZA  RE-12D TYPE-A F&R:265/35R18

 

■車両重量  1153kg ■最高出力  430ps ■最大トルク 64kg−m ■排気量 1600cc ■ブースト 1.9kg/㎠ ■ハイフロータービン ■レボリューション12段オイルクーラー ■レボリューション インタークーラー  ■レボリューション カーボンインダクションクリーナー ■レボリューション スポーツキャタライザー ■レボリューション サイレントスポーツマフラー ■MOTEC ECU ■GRクロスミッション ローファイナルギアキット ■ORC インメタルクラッチ ■F&Rカーボン1way L.S.D. ■ファイナルギア 4.250 ■HALスプリング(F:18kg/mm R:30kg/mm) ■D2サスペンションキット サーキットスペック ■2ピース ブレーキローター ■VOLKRACING TE37SAGA Type S(F&R 18×9.5J 45) ■フロントカーボンリップスポイラー/フロントフェンダーエクステンション/VMGTウイング/カーボンボンネット ■フロントメンバーステー リアメンバーボルト デフマウントブッシュ セミリジッドミッションマウント F&Rスタビリンク

 

 

前回はブーストアップと足まわりのセッティングによって1分0秒台を記録したレボリューションのGRヤリス。今回はハイフロータービンによるパワーアップや、オリジナルアイテムによるマウント類の強化、GRパーツを利用してのギア比の変更も含めた大幅な底上げをすることで、向上したパワーとトルクを確実にトラクションにつなげてきた。その結果、59秒076とGRヤリスで1分切りを達成した。

 

事前テストでは、ユーズドタイヤで気温が20°近くまで上がった状況で59秒3を記録していただけに、正直にいえばもうニュータイヤでの今回はもう少しタイムを縮めたかったとレボリューションの青木隆代表。できなかった要因のひとつは、GRヤリスの空力特性にあると分析している。

 

オリジナル品のフロントリップやウイングなどを装備しているが、もともと背の高いボディ形状が空気抵抗となりタイムアタックでの弱点となりがち。それを打ち破るパワーを出すのか、エアロパーツで改善を図るのか。今後の動きに注目したい。

 

 
参戦においてチューナーがチャレンジしてきたこと

カスタマーがそのままつくれるクルマでタイムアタックに挑戦

 

「ワンオフパーツを使うのではなく、すべて市販パーツでつくる、というのがマイルールです。車高ダウンしたときのスタビの動きを是正するスタビリンクや、メンバーの取り付け剛性を高めるメンバーボルト、リアデフマウントカラーなども開発して販売しています。おそらくチューニングを進めていけば57秒台もありえますが、ボディ形状の背の高さが問題です」(レボリューション 青木隆代表)

 

 

ドライバーはこの車両をどう走らせた?

まだまだタイムは伸びる秘めたる実力は高い!

 

「サスペンションセッティングは、スーパー耐久出場車と同じ方向性にしています。その部分はよい感じとなっていますが、モーテックによるセッティングと4WDシステムの制御がマッチしていない部分があって、それを改善できるとさらに速くなると思います。とはいえ、伸び代がある状態で59秒ですから、秘めたる実力はかなり高いレベルにあります」(佐々木雅弘選手)

 

エンジン本体はノーマルで、タービンはハイフローに交換。ブーストを1.9kg/㎠とすることで、430psを発生する。サーモ内蔵のオリジナルオイルクーラーはグリル内にセット

 

ダイレクトタイプのエアクリーナーを内蔵し、フレッシュエアを導入し熱気を遮断するインフュージョン成型のカーボン製インダクションクリーナー。装着効果は絶大

 

D2ジャパンの車高調サスにHALスプリングを組み合わせる。バネレートは18kg/mm。セッティングはスーパー耐久のレース車両と同様の方向性にしている

 

リアのバネレートは30kg/mm。リアスプリング内のダンパーのようなアイテムは、バネを真っ直ぐストロークさせる役目を果たす。現状は減衰力は発生していないが、将来的にはダンパーとしてもセッティングに用いることを視野に入れている

 

 

ダウンフォースを稼ぐカーボン製のフロントリップや、フロントタイヤ部の整流をするフェンダーエクステンションもオリジナルパーツ。空力を改善するためにに製作されたもの

 

バーチカルマウントのGTウイングもカーボン素材を採用。保安基準適合品で、ストリート走行もOK。装着することでトラクションが確実に向上する

 

 

■レボリューション 埼玉県川口市東領家 1-1-10  TEL048-222-4690  http://revo-tune.jp/

 

 






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