豪快な排気音は本物の証!アライズモータースポーツZ33フェアレディZを松本武士選手が試乗
2021/07/25 23:51
- CATEGORY : アップデート最前線 FAIRLADY Z
- TAG : ニッサン フェアレディZ
アライズモータースポーツ Z33 フェアレディZ
豪快な排気音は本物の証!
熱狂的なZフリークが仕上げたZ33を
松本武士選手が試乗インプレ
Photos/稲田浩章,清水良太郎 Text/勝森勇夫
アライズモータースポーツがチューニングをサポートする牧明大さんは、23歳の若きZフリーク。サーキットはマフラーを専用品に交換して走るほどの熱狂ぶり。豪快なV6サウンドを放つZ33の走りを松本武士選手が試す
ここで紹介するフェアレディZは、アライズモータースポーツのカスタマーカー。オーナーの牧 明大さんは、23歳にして、Z33を所有するのは3台目という筋金入りのZフリークだ。子供の頃からチューニングカーが大好きで、「岡山国際サーキットで開催されるイベント(チューニングフェスタ)を、よく見に行っていた」と話す。免許をとってからは、憧れのチューニングとサーキット走行に夢中の日々を過ごしている。
エンジンはnismoチューンとなる3.8ℓ仕様のVQ35HR。本体はオリジナルのまま、ECUセッティングでポテンシャルを引き出す
愛車のZ33は希少な380RS。専用のVQ35HR3.8ℓエンジンは、ノーマルでも350psと十分なパワーを発生させるため、チューニングは、パワーを使い切るための駆動系や足まわりが中心だ。
マフラーは東名パワードのサーキット専用モデルだ。エキマニはマキシマム、触媒はSARDをセット
サーキットを走るのは概ね2ヶ月に1度のペース。サーキットへはタイヤはもちろん、マフラーも専用品に交換して向かうのが牧さんのコダワリ。特に東名パワードのエキゾーストシステムが放つV6ならではの快音が大好きだ。岡山国際でのベストラップは1分47秒台と、なかなかの速さ。さて、実際にステアリングを握ったプロドライバーの感想は……。
「エンジンは、パワー感も、レスポンスも、そしてサウンドも、これぞスポーツカーという好フィーリングだ。そんな中、少し気になったのが、ブレーキング時のABSの介入の速さ。問題がブレーキシステムにあるのかECUの側にあるのかはわからないけど……。ココを調整すれば、完成度はさらに高まり、タイムも上がる」と松本武士選手。
ちなみに松本選手が出したタイムは1分44秒台で、オーナーのベストを3秒更新。豪快なV6サウンドが伊達ではないことを実証した。
タイヤはADVAN 052(265/35R18)。ホイールはVOLK RACING TE37SL(18×10.5J inset18)
車高調サスキットはアライズモータースポーツのオリジナルで、バネレートは前後18㎏/㎜だ。ブレーキはエンドレスのレーシング6で強化。L.S.D.はKAZZを組み込む。
エアロは、フロント&リアがNISMO、フェンダーはSUNDOME。VOLTEXのGTウイングは、脚部を伸長加工して効きを高めている。
■アライズモータースポーツ 兵庫県姫路市広畑区西夢前台6-5 TEL079-228-2925 http://www.arise-sports.com/