【蒲生尚弥選手の車載動画】ザ・スティーズ/NDERCロードスターRF & ZC33Sスイフトスポーツが揃ってタイム更新!!
ザ・スティーズ NDERCロードスターRF & ZC33Sスイフトスポーツ
【蒲生尚弥選手の車載動画あり】
フットワークの見直しでとLSDの投入で、スタンシーな2台のデモカーが揃ってタイムを更新!!
Photos/稲田浩章 Text/勝森勇夫
岡山のザ・スティーズは、スタンス系カスタムを主軸に展開する異色のチューニングショップだ。
速さはもちろん、ルックスにこだわる主義で、デモカー開発もつねにそういうスタンス。2020年12月のREVSPEED筑波スーパーバトルに参戦したロードスターRFは、限界まで低い車高のまま、目標としていた1分5秒台を見事に達成! ホームコースとする岡山国際サーキットでは、1分50秒切りをマークする速さだ。
ただし、筑波での蒲生尚弥選手の車載映像は、その低い車高から、タイヤがインナーに干渉したり、ピーキーな挙動が現れていた(それでも蒲生選手は乗りこなしているからスゴイ!)。
そのような低い車高での弊害を理解しつつも、それを克服すべく、ビジュアル派の走り好きのザ・スティーズは挑戦を続けている。
そして、ロードスターRFが、蒲生選手のアタックにより、2021年2月6日に岡山国際でのベストラップを塗り替えた。計測タイムは1分48秒47。純正デフ、ウイング未装着の、見た目重視仕様とは思えない好タイムだ。
岡山国際サーキットでのタイムを1分48秒に入れたロードスターRF。タイヤは ポテンザRE-71RS。245/40R17から235/40R17に変更。面圧を高め、グリップパフォーマンスを生かし切る作戦だ
この日に向けての主なリメイク箇所は、タイヤ幅の変更(245→235)、バネレートのアップ(前後2㎏/㎜)、アライメント調整(キャンバー前後30分起こし)、フロントブレーキパッドの変更、の4つ。基本的には、キワドさ強調系のフットワークセッティングを、わずかに走り寄りに振ったカタチ。そして、効果はテキメン。タイムにはっきりと現れた。
「タイヤの面圧がしっかりかかるようになり、スムーズにコーナーを抜けられるようになった。筑波の時のようにタイヤがフェンダーに干渉することもない。機械式LSDを入れたら、タイムはまだ延びる」と蒲生尚弥選手も好評価だ。
エンドレスを起用するブレーキは、パッドが初期制動の強いモデルにチェンジされている
足まわりはKW V3車高調。バネレートが前後とも以前よりも2㎏/㎜高められた。
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