S2000で名高いALTEXがWRXに着手!  GVB WRX STI tS

2021/03/23 15:03

エンジン搭載位置を変更するマウントキットをはじめ、数多くのS2000用のオリジナルパーツを手掛けるアルテックスが、4WDのチューニングに着手する。ベース車に選んだのはGVBのWRX STIだ。まずは岡山国際でシェイクダウン

最近は、インプレッサに、「スバル車」ということを意識せずに乗るクルマ好きが増えてきた。チューニングもライトで今風。ノン軽量化で、普段乗りを犠牲にしないスタイルが中心だ。

 

アルテックスがチューニングをスタートさせた新しいデモカー、インプレッサGVBは、正にそういうユーザーがターゲット。走りに特化したスパルタンなサーキット仕様ではなく、街乗りからサーキットまでオールマイティに楽しめるクルマづくりをテーマとしている。

 

パワー系は吸排気のみで、タービンを含めエンジンはノーマル

 

チューニングは、まずはサーキット走行の必須メニューとなる、クーリングとブレーキの強化からスタート。エンジンはノーマルのまま、現在はサスペンションセッティングを煮詰めている段階だ。

 

 

フットワークは、スピリットベースのアルテックス仕様。現状バネレートはフロント、リアともに18㎏/㎜で、アライメントを含めベストなセッティングを模索中だ。車高は現状かなり低めに調整されている

 

ブレーキはエンドレスのシステムで強化。他車用大径ローターの流用が効くように改造することで、ランニングコストを抑えている

 

 

「車重がある上、エンジンをヤルにしてもパワーはさほど望めないのがこのクルマの特徴。足回りがタイムアップのカギを握るのは確か。じっくりベストなセッティングを探ります。将来的にはノン軽量化で、岡山国際1分40秒台が目標です」。

スバル車の専門店とは一味違う独自のアプローチで、GVBの走りに磨きをかけるアルテックスの松野卓也代表は、GVBチューンへの意気込みをそう語る。

 

試乗したレーシングドライバー阪口良平選手は、「コーナーでアクセルを踏むと、外へ外へと逃げるアンダーステアが強く、セッティングはまだまだこれからという印象。足の動きが制限されている感があるので、いったん車高を上げ、まずフロントの適正な動きをつくることから始めるのがベスト」とコメント。

 

 

ノーマルの快適さをキープする室内。軽量化の跡はない。カメラステーはオリジナルだ

 

 

 

■アルテックス 岡山県岡山市東区東平島1171-3  TEL086-201-5021  http://altex001.com/

 






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