オートエクゼの新コンセプト「クラブスポーツ」の実力をチェック
2021/02/15 15:25
- CATEGORY : パーツテスト TEST THE ITEMS ROADSTER
AutoExe ND5RC ROADSTER
これまで『ストリートベスト』というコンセプトでND 用のパーツをリリースしてきたオートエクゼ
もう一段スポーツ性を高めた「クラブスポーツ」シリーズを登場させた
オートエクゼの新製品「クラブスポーツ」は、普段の街乗りよりもワインディング、あるいはサーキットに重きを置いた新シリーズ。ストリート用ではあえて減衰力固定式だったサスも24段調整にし“高限界ピュアスポーツ”を目指した仕様に。
テストステージに“群馬サイクルスポーツセンター”を選び、フラットな路面に加え、荒れた路面でも追従性を確保すると同時に、ソリッドな運転感覚を目指している。ブレーキも従来品より、温度領域を高くした。
こうしたセッティングに対し、テスターの佐々木雅弘選手は「ロードスターを知り尽くしたメーカーがつくった優等生のND。アシはすごくいいし、ボディもシャキッとしているので、少ない動きの中でスポーティーさが感じられる。短い時間でアンダー・オーバーが探れて、グリップ感も上々。ギャップのいなし方もいいし、ダンパーを締めても初期の硬さは気にならない。全体としてノーマルの方向性の延長線に仕上がっているが、トータル的にしっかりできていて、ノーマルの2ランク上のイメージで乗れる。タイヤはアドレナリンRE004だったが、コントロール性は良好。さらにRE -71RSを履いても楽しめるはず。ロードスターらしく走れるのが魅力」と語ってくれた。
スポーツ走行で多用する400~450℃付近の安定性を重視
適正温度が0 ~ 400℃のストリート用パッドに対し、クラブスポーツは50 ~ 800℃に設定。メタル材にカーボン材をブレンドしたグラファイトメタル摩材で、とくに400℃前後の安定性と効きのよさを特徴としている。価格は2 万1000 円(税別)から
ギャップの吸収性を考慮した低重心・高ロール剛性の車高調サスキット
クラブスポーツの目玉となる新しい車高調。24 段階減衰力調整式モノチューブダンパーに直巻スプリングの組み合わせ。「最大グリップを高めるというより、ノーマルの大きい動きを制限して、その中に集約したというイメージ」(佐々木選手)。19 万8000 円(税別)
エスケレートベースのオリジナルシートは、クッションの取り外しが可能で、レーシーでフィット感のある優れもの
ライトスモークレンズ+シーケンシャルウインカーのLED リアコンビネーションライト(6 万2000 円/税別)。ブラック仕様のエアロパーツも新製品だ
■オートエクゼ TEL03-6458-7251 https://www.autoexe.co.jp/