走りに効く接着剤！？（オートサロンで見つけたオモシロ技術）

　年初めの風物詩、カスタムカーの祭典「東京オートサロン2015」も終わってしまいましたね。読者の皆さんはオートサロンに行きましたか？　レブスピード編集部は初日から取材で会場をくまなく歩き回ってましたよ。さて、会場で発見したレブ編集部員的、突き刺さりネタはこちら！　横浜ゴムブースの片隅に展示されていた「ガラス用高剛性接着剤」です。参考出品されていたこの接着剤、実は走りに効くんです。接着剤が走りに効く！？　最初に聞いたときはにわかには信じられなかったのですが、本技術を取材してみるとまさに目から鱗でした。

　横浜ゴムのガラス用接着剤はクルマの前後ウインドウをより強固に接着することで、キャビン部のボディ剛性を大きく向上させる技術です。自動車の前後ガラスは走行時にボディに掛かる荷重を一定量負担しています。新開発のガラス用高剛性接着剤は、この荷重の量をさらにガラス部で負担することで、ボディのねじり剛性を向上させることができるそうです。横浜ゴムの社内テストによるとボディ応答性とねじり剛性は約40%向上したとのこと。

　接着剤を変更するだけでボディ剛性が上がる、魔法のようなアイテム。市販化や量産化が待ち遠しいです！