Y’z　ONEが持ち込んだ特別モデル『M4 DTMチャンピオンエディション』の実力をチェック!

Y’z　ONEが持ち込んだ特別モデル

『M4 DTMチャンピオンエディション』の実力をチェック!

 

Photos/稲田浩章,清水良太郎  Text/村田純也

 

DTM年間ドライバーチャンピオン獲得を記念し、200台限定で生産されたM4 DTMチャンピオンエディション。そんなスペシャル車両をBMWチューナーとしてS耐にも参戦しているワイズワンがポテンシャルをチェックした。

 

Y’z　ONE　M4　DTMチャンピオンエディション

 

世界200台限定のスペシャル車両をサーキットでポテンシャルチェック!

 

DTM年間ドライバーチャンピオン獲得を記念して、世界200台限定で生産されたM4　DTMチャンピオンエディション。DTM車両をイメージさせるエクステリアだけでなく、ウォーターインジェクションシステムで引き出した500ps&61.2㎏-mのポテンシャル、カーボンルーフやカーボンブレーキなど備えたスペシャルな車両となっている。

 

ちなみに日本への割り当てはたった25台となる超レアモデルなのだが、スーパー耐久・ST-ZクラスにM4・GT4で参戦しているBMWチューナーのワイズワンが車両を入手!　ストリート車両の魅力の引き出しへつながるポイントを探ろうと、岡山国際サーキットへポテンシャルチェックに持ち込んだ。

 

 

プロドライバーの評価したスペシャル車両のポイントをストリート車両にフィードバックすべく、超レアモデルを岡山国際で走らせたワイズワンの片野田代表。今後のM4チューニングを楽しみにしておきたい

 

 

試乗を行なったのはレーシングドライバーの松本武士選手。

「通常モデルのM4は正直乗り手を選ぶじゃじゃ馬なんですけど、コイツは誰でも乗れるパッケージバランス。どかんとパワーが盛り上がる通常モデルよりも、ポテンシャルが高いのにフラットな特性に仕上げられていますね。また、トラクションもしっかり掛かるので、安心してアクセルが踏めます。とにかく安定して速さを感じないので1分46秒付近かなと思っていたら、まさかの1分43秒095。完成度の高さにとにかく驚きました」

 

 

レーシングドライバーも絶賛するスペシャル車両の仕上がりを、どのようにしてストリート車両に落とし込んでいくか？　安定感ある速さを求めるM4オーナーは、ワイズワンが今後繰り出すチューニングアプローチに注目すべし!

 

 

 

吸気温度を引き下げるウォーターインジェクションシステムにより、通常モデルよりも100ps上乗せした500psを発揮させるDTMチャンピオンエディション。たんにピークポテンシャルを高めただけでなく、フラットで扱いやすいエンジン特性に仕上げられている

 

 

専用コンパウンドでチューニングされたミシュラン・パイロットスポーツカップ2に、安定した制動力を引き出すカーボンブレーキを採用。ポテンシャルに対して不足を一切感じない足まわりに仕上げられている

 

サーキットセッティングのMコイルオーバーサスペンションは車高だけでなくダンパー特性も多彩にセッティングできる3way仕様。ベースセットでも完成度は極めて高い

 

 

 

質感高いレザーブラックのカーボンバケットシート、専用ロールケージなど備えて仕上げられたインテリア。完成度高いチューンドモデルだけが放つオーラを強く感じられる

 

 

 

■Y’z ONE   

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